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ホテル ボウエン・コレクション 2

エリザベス・ボウエン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336071026
ISBN 10 : 4336071020
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イタリア・リヴィエラ海岸のホテルはホリデー客でにぎわっている。医者になりたいシドニー・ウォレンは受験の疲れを癒しに、束の間ここにきている。彼女は倦怠感を漂わせる未亡人ミセス・カーに心惹かれる。ミセス・カーには20歳の息子ロナルドがいて、ドイツからここにやってくるという。ミルトン牧師、ロレンス三姉妹、第一次大戦の後遺症に悩む青年アメリングをまじえ恋がもちあがり…。イギリスの風習喜劇の雰囲気と1920年代戦間期の不安な心理を、地中海の陽光まぶしいひと夏に鮮やかに浮かび上がらせたボウエンの手腕、長篇デビュー作。

【著者紹介】
エリザベス・ボウエン : 300年続いたアングロ‐アイリッシュの一族として、1899年アイルランド・ダブリンで生まれ、1973年ロンドンの病院で永眠した。二つの祖国を持ち、二度の世界戦争と戦後の廃墟を目撃し、10篇の小説と約100篇の短篇その他を遺した。ジェイムズ・ジョイスやヴァジニア・ウルフに並ぶ20世紀を代表する作家の一人

太田良子 : 1939年東京生まれ、旧姓小山。東京女子大学卒、1962年受洗、1964年結婚、1971‐75年夫と長女とともにロンドン在住。1979年東京女子大学大学院修了、1981年東洋英和女学院短期大学英文科に奉職。1994‐95年ケンブリッジ大学訪問研究員、1998‐2009年東洋英和女学院大学国際教養学部教授。東洋英和女学院大学名誉教授、日本文藝家協会会員、エリザベス・ボウエン研究会代表、日本基督教団目白教会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • retro

    ボウエン短編集『あの薔薇を見てよ』『幸せな秋の野原』は手ごわかったけれど非常に魅力的だった。わかりにくい訳文のせいもあるけれど,それ以上にあいまいな描写や結末に戸惑った。それもまた魅力の一つだ。ボウエン第一作目の長編『ホテル』もすんなりは頭に入ってこない。20世紀初頭の戦間期にリヴィエラのホテルに滞在する有閑階級の英国人たちの心理が,登場人物の会話と行動だけでえんえんと描写される。22歳のシドニーの若さゆえの戸惑いや行動や,ホテルの滞在客の人間関係や人物の面白さに行き着くまでになかなか大変な思いをした。

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