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十字軍大全 年代記で読むキリスト教とイスラ-ムの対立

エリザベス・ハラム

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887217294
ISBN 10 : 4887217293
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

当時の書簡、日記、年代記を駆使し、500年にわたる十字軍の歴史を詳述。ヨーロッパ、イスラーム、ビザンツの視点から聖地回復運動の全体像を照らし出す、十字軍を理解するために欠かせない網羅的全書。

【著者紹介】
エリザベス・ハラム : ロンドン大学で中世修道院史を専攻し、博士号を修得(ケント大学、社会人類学)。王立歴史協会のフェロー。アバディーン大学などで人類学・文化史の教鞭をとる

川成洋 : 1942年、札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。東京都立大学大学院修了。ロンドン大学客員研究員、ケンブリッジ大学客員研究員、マドリード大学客員研究員を歴任。法政大学教授。社会学博士。スペイン現代史学会会長、日本セルバンテス協会理事

太田直也 : 1959年、新潟県生まれ。立正大学大学院博士後期課程満期退学(英文学専攻)。鳴門教育大学助教授。専門は一九・二〇世紀の英詩(特にディラン・トマス)

太田美智子 : 1964年、徳島県生まれ。立正大学大学院博士後期課程満期退学(英文学専攻)。武蔵野美術大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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十字軍についての本は随分と多く刊行されて...

投稿日:2021/04/16 (金)

十字軍についての本は随分と多く刊行されているが、この本はキリスト教国とイスラム側双方からの原典史料も豊富に紹介し、解説も行き届いており、まとまった十字軍関連の書籍としては最も良著の一つだ。現在品切れのようなので再版されるよう望む。

トロ さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 水無月十六(ニール・フィレル)

    主にキリスト教側の史料を中心に集め、第一回十字軍前夜から最後の十字軍派遣の試み、コロンブス、コルテスの話まで文字通り十字軍の歴史を概観した本。随所にコラムが挟まり、理解を助けるが、既に幾つか書かれているように史料に偏りが見られる。十字軍の終焉をどこまでとするかについては決着がついてないとしてコルテスらの話まで書いているが、「十字軍」がいくら後半形を変えていったとはいえ、「十字軍」としてこの大全に含めるのは不適切な気もする。十字軍の歴史全体を一通り見通すのには良い本。イスラム側の史料にもあたるべき。

  • belier

    さまざまな年代記をピックアップしてエピソードを読ませる編集。それでは断片しかわからないので、章のはじめに時代ごとの概要説明、コラムで個別の事件や人物の概要説明がある。長きに渡った十字軍というものを俯瞰できる構成。しかし、訳者あとがきが言うような、キリスト教とイスラームの視点をバランスよく配置しているとは決していえない。キリスト教側の視点が大半でイスラーム側は少ししかない。コロンブスやコルテスまでカバーする意味があるのかという疑問もわいた。また彼らの行った負の部分がまったく語られていないのも不満。

  • 白神 健吾

    これは高校3年の頃に歴史好きの友人と紀伊国屋に行った際に買った一冊で今回のイスラームの授業の単位認定レポートを書くために約3年ぶりに読んでみたが あくまでもキリスト教国側の文献を載せている本なので 参考にはなるものの全てを鵜呑みにしてはならないなと思う。

  • momen

    十字軍の活動と各国情勢を時系列で辿る。当時の書簡や記録などから引用した文書で殆ど占められており(文書まとめ本という感じ)聖職者・政治家・イスラム圏などそれぞれの立場から見た十字軍の様子や世相などは分かるが、断片的で主観的な情報を並べたような構成で出来事の推移は分かりにくい部分もあり、現代から見た客観的な歴史解説はコラム程度で乏しい。内容は聖地や異端に対する戦争、イスラム圏の国々の盛衰、十字軍の戦場での様子が主。当時の資料をまとめて読みたい人向け。あとトウモロコシは十字軍の時代にはまだ伝わってないのでは?

  • みこ

    当時の人々の言葉たちで十字軍を捉え直す。十字軍と一言で言っても、イスラーム勢力との戦いすべてのことを指したり、シリアに対して遠征したものだけで解釈したものといろいろである。 如何せん、時代が移ろい、登場人物がどんどん変わっていくため、その全体像を正確に捉えるのは非常に困難であった。

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