エリザベス・ドネリー・カーニー

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アルシノエ二世 ヘレニズム世界の王族女性と結婚

エリザベス・ドネリー・カーニー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560096673
ISBN 10 : 4560096678
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クレオパトラの先駆者の壮絶な生涯。プトレマイオス王朝初期、一夫多妻から兄弟姉妹婚への時代を生き抜いた「クレオパトラの先駆者」アルシノエ二世の壮絶な生涯を追う。

目次 : 系図 リュシマコス家の婚姻関係/プトレマイオス家初期の婚姻関係/ 序章/ 第1章 アルシノエの背景と少女時代―前三一八/一四〜三〇〇年/ 第2章 リュシマコスの妻アルシノエ―前三〇〇頃〜二八一年/ 第3章 アルシノエとプトレマイオス・ケラウノス―前二八一〜二七九〜二七六年/ 第4章 エジプト帰国とプトレマイオス二世との結婚―二七九〜二七五年/ 第5章 プトレマイオス二世の妻―前二七五頃〜二七〇年(二六八年)/ 第6章 死後のアルシノエ

【著者紹介】
エリザベス・ドネリー・カーニー : アメリカ、クレムゾン大学教授。古代マケドニア女性史研究の第一人者

森谷公俊 : 1956年生まれ。帝京大学文学部教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史。著書多数、訳書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原

    わりと学術書っぽかったです。

  • こぽぞう☆

    図書館、新刊の棚より。相変わらず忙しく、表紙が綺麗な女性の彫像で、名前がエキゾチック、という程度で借りてきてしまったが、読んで良かった。アルシノエ二世はアレキサンドロス大王の将軍だったプトレマイオス一世の娘で最終的には実の弟、プトレマイオス二世の妻となりエジプトの共同統治者になる。小説ではなく、論文調なので読みやすくはないが、私の歴史認識にとって、アレキサンドロス大王に終わるギリシャ史とクレオパトラで終わり始まるローマ帝国エジプトの間を理解する大きな手がかりになった。

  • Mana

    プトレマイオス1世の娘にしてプトレマイオス2世の王妃となった愛弟女神とも称されたアルシノエ2世。著者はマケドニア王族女性についての研究者。エジプトについての本かと思ってたけど違った。彼女が生きたのはアレクサンドロス大王死後、各国に分かれた後継者たちが争っている時代。そのせいで彼女の人生も波乱万丈。もっと時代が進むとそれぞれの国も独自路線に進んでマケドニアという共通項はあまり意味がなくなるみたいだけど、この時代の中心にマケドニアが残っている世界観だったのが意外でありつつも納得。

  • 遊未

    初代プトレマイオスの娘で三度結婚。三度目が同母弟のファラオプトレマイオス二世。大変な人生が結構淡々と描かれています。系図複雑、しかも世代と年齢層は一致しない。巻末の索引、原注、訳注、参考文献で74頁分という本でした。エジプトで姉弟婚が始まり、エジプト(らしさ)となった意味、意義を述べることが主意でしょう。

  • uniemo

    読み易い記述ではないけれどとても面白かった。アレクサンドロス大王後の古代エジプトの王族のお話、三度の結婚の内二度目の結婚で異母兄と結婚し初婚でできた子供を夫に殺され、三度目の結婚で同母の弟と結婚して共同統治者として後々までも神格化されるという生涯。クレオパトラ7世については読んだことがあって実弟と結婚していたというのを知って驚いていたのですが、祖先にこのような史実があったのが興味深かったです。

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