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市民的抵抗 非暴力が社会を変える

エリカ・チェノウェス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560094693
ISBN 10 : 4560094691
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

3.5%が動けば社会は変わる!暴力より非暴力の方が変革は成功する!世界中で話題をさらったハーバード大教授による現代革命論。

目次 : 第1章 基本事項(市民的抵抗はどのように変化を生み出すのか?/ 非暴力をどう定義するか? ほか)/ 第2章 いかに市民的抵抗はうまくいく?(市民的抵抗キャンペーンを効果的にするのは何か?/ 非暴力の市民的抵抗運動はどのようにして大勢の支持者を惹きつけるのか? ほか)/ 第3章 市民的抵抗と運動の中から生じる暴力(何を暴力に含めるか?/ 組織立った武装集団が非暴力運動と共に戦うことはどのくらい一般的か? ほか)/ 第4章 市民的抵抗と運動に対する暴力(抑圧とは何か?/ 人びとは残虐な独裁者に対して非暴力市民的抵抗キャンペーンを試してみることはあるのか? ほか)/ 第5章 市民的抵抗の未来(非暴力革命はなぜより一般的になってきているのか?/ 市民的抵抗は時代を経るにつれて効果的になっているのか? ほか)

【著者紹介】
エリカ・チェノウェス : 2007年、米国コロラド大学で国際関係学の博士号を取得。現在、ハーバード・ケネディ・スクール教授。政治的暴力やテロリズムを研究してきたが、非暴力で政治・社会を変えることを目指す市民的抵抗に注目し、マリア・ステファンとの共著『なぜ市民的抵抗はうまくいく』(未邦訳)を筆頭に、多くの学術論文と学術書を精力的に執筆している。今回の訳書はチェノウェスの初めての単著である

小林綾子 : 1985年生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。現在、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科特任助教。在スーダン日本大使館専門調査員、米ハーバード・ケネディ・スクール研究員などを経て現職。専門は、国際政治学、紛争・平和研究、国際機構論、グローバル・ガバナンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1.3manen

    O図書館。市民的抵抗とは、非武装の民衆がさまざまな活動を組み合わせながらおこなう闘争の形態(61頁)。なんとなく、自爆テロと、焼身自殺の違いについて、よくわからなくなってしまった。また、考え直してみたい。

  • slowpass

    P86〜93の並行機関についてのみ。並行機関は既存の制度に並行して、本来あるべき仕組みや人と人との関わり方などを実現させるものと理解。たとえば、国の制度を変えて必要なところに行き届かせようとすることに対して、「子ども食堂」のように、直ちに必要なものを民間の有志がお金が必要ない食事を提供する場を設けたりすることは並行機関と言えるだろう。建前的にはそういうことは行政の欠陥であり行政が変革されなければいけないが、自分たちで自分たちに必要なものを直接に作り出す行為それ自体が人間関係を育て、人を主体的にする。

  • Akiro OUED

    権威主義的な政府に抵抗するなら、非暴力的活動のほうがうまくいく。非暴力的な市民的抵抗運動の成功例として、チュニジアやエジプトを席巻したアラブの春がある。非婚化や少子化は、権威主義的な日本の行政機関への市民的抵抗の現れかもしれないね。これ、非暴力的抵抗運動の成功例となるか。

  • フクロウ

    非暴力の市民的抵抗が、暴力を用いる抵抗よりも約2倍、独裁や権威主義体制を倒してきたという直観に反する結論を、統計データなどから実証する極めて面白い研究。しかし、たとえばナチスがユダヤ人虐殺をガス室で行うようになった理由は、銃殺だと効率が悪いだけでなくナチス側の処刑人が精神を病むからということを考えれば腑に落ちる。非暴力の抗議者を虐殺することは、権力側につく兵士や警察官にも難しい。成功の鍵はなるべく多くの量・多様な階層の市民の参加の確保と政権の支持基盤たる軍や経済階層の一部又は全部に離反を促せるかどうか。

  • sk

    市民的抵抗の3.5%ルールを提唱した本。勉強になる。

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