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ベリングキャット デジタルハンター、国家の嘘を暴く

エリオット・ヒギンズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480837226
ISBN 10 : 4480837221
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大手メディアも驚くほどの速さと正確さで次々にスクープを飛ばし、いまや世界中から注目される調査報道ユニット“ベリングキャット”。シリア政府の戦争犯罪をあばき、ロシアの暗殺者の身元を特定し、ウクライナで民間機を撃墜した黒幕をも突き止める。いったいかれらは何者なのか。なぜそんなことが可能なのか。始まりは、キッチンテーブルで見た“アラブの春”の現地動画だった。ここはどこだ、映っているのは本物なのか。オンラインゲームにはまっていた著者は、ネット上に集った仲間とともに、独学でまったく新しい調査手法を作り上げてゆく。かれらが使うのは、SNSの投稿や流出した名簿など公開された情報のみ。フェイクもプロパガンダも混在するウェブ情報のなかから、権力者たちが望まない真実へたどりつくのだ。権力者は平然と、見えすいたウソをつく。その虚偽を覆すことは私たちにも可能だ―。ポスト真実の時代に生まれたデジタルハンターたちの活躍を描く。

目次 : 1 ラップトップ上の革命―ネット調査の可能性に気づく/ 2 “ベリングキャット”の誕生―探偵チームの形が整う/ 3 事実のファイアウォール―デジタル・ディストピアへの反撃/ 4 ネズミが猫をつかまえる―スパイ事件が時代を画する事例に/ 5 次なるステップ―正義の未来とAIのパワー/ 補遺 暗殺者と対決―“ベリングキャット”、暗殺団に電話する

【著者紹介】
エリオット・ヒギンズ : オープンソース調査集団として何度も表彰された“ベリングキャット”の創設者。カリフォルニア大学バークレー校の“ヒューマン・ライツ・センター”の研究員で、国際刑事裁判所の技術顧問委員会のメンバーでもある。2019年、『プロスペクト』誌によって世界最高の思想家50人のひとりに選ばれた

安原和見 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Sam

    非常に興味深い。いまや自分にはインターネットはその利便性よりも深い闇が拡がる恐ろしい世界に思えるのだが、<べリングキャット>とは、@好奇心や正義感に導かれインターネットを通じて自然発生的に連携した人たちの集まりで、AYouTubeやツイッター等のSNSから得られるOSINT(オープンソース・インテリジェンス)、要は「公開情報」を、B特異な手法(ジオロケーション法=場所を特定、クロノケーション法=時系列を特定)を開発することによって、旧来のジャーナリズムでは暴くことのできなかった国家レベルの犯罪や陰謀

  • 星落秋風五丈原

    彼等のドキュメンタリーを見たので興味を持ちました。どれだけフェイクがはびこっていることか。今回の侵攻は描かれていないがロシアがウクライナに興味津々な所がもう出てるしやはりプーチンのロシア怪しすぎる。

  • 007 kazu

    キーワードはオープンソースとネットの人のつながり。SNSを中心とした情報を有志の人達が集め、解析し「暗殺(未遂)」「マレーシア航空撃墜」など国家レベルの陰謀を暴いていく。これだけでスリリングなサスペンス映画を見ているようだ。従来はマスコミは独自のコネクションから他者を出し抜くスクープを発するが、真逆の発想でオープンソースを元に皆で真相解明に尽力する様にネットのプラスの力を見る。 実績は更なる人を集め、ベリングキャットは一大勢力になりつつあり、環境破壊や密猟などもテーマになっているそうだ。 (続く)

  • 奈良 楓

    【良かった】良書ですが、時間を要する本。 ● 今日(2022.9.12)ニュースに出ていたべリング・キャットの本。著者は創設者。 ● WEBなど公開情報をもとにしたオンライン・オープンソース調査手法の本。私は懐疑派でしたが考えを改めた。 ● この本で、マレーシア機撃墜がウクライナの地で起こったことを思い出した。 ● この本を読んで、もう少しロシアという国を警戒すべきだったのかと思った。 ● この本はロシア中心でしたが、次の本があれば他の国に舞台を広げたものを読めたらいいなと思った。

  • Nobuko Hashimoto

    シリアの化学兵器の使用、マレーシア航空17便撃墜事件、ロシアが仕掛けた毒殺未遂事件など、世界を騒然とさせた出来事の謎の解明の立役者べリングキャットは、インターネットを駆使して、誰でもアクセスできる情報を収集・分析し、結果を世界に広く知らしめる「インターネット探偵団」。私たちにもインターネット上の情報を使って問題を究明できることがたくさんあるという。今月の関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=202434

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