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Yの悲劇

Ellery Queen

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784042507161
ISBN 10 : 4042507166
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Customer Reviews

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本格推理小説の古典的名作。私は小学生時代...

投稿日:2021/03/12 (金)

本格推理小説の古典的名作。私は小学生時代に子供向けに訳されたもので読んで衝撃を受けました。高校生くらいになってから他の「Xの悲劇」、「Zの悲劇」、「ドルリーレーン最後の事件」も読みましたがやはりこの「Yの悲劇」が一番の出来だと思います。

タカノブ さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    不朽の名作の新訳。ハッター夫人殺害時の、共犯説を否定していくロジックは何度読んでも痺れる。意外な犯人と、静かなインパクトのあるラスト(特に、ここで語られる犯人の"変遷"が強烈に残る)等、どれもその通りだが、傑作足り得た最大の要因は、ハッター家の人々そのものだと考えている。彼らや彼女らが造形され、物語の中で一人歩きを始めた時に、名作として確定したのだろう。本格ミステリ特有の抑えられた筆致の中で、禍々しさや違和感をじわじわと醸す不気味な一族。誰もがハマり役で、悲劇舞台を覗きに来た観客の目を捉えて離さない。

  • Kircheis

    ★★★★★ 初めて読んだのは12歳くらいの時だが、もの凄い衝撃を受けた本。 再読して少し印象が変わったが、不朽の名作だという思いに変わりはない。 今から思えば犯人自体の謎(フーダニット)より、なぜマンドリンを凶器に選んだか(ワイダニット)が鮮やか。 そして真相に気付き苦悩するレーンが悲しい。 彼が最後に選んだ幕引きをどう評価するかで、作品の評価も変わるだろう。 ちなみに、アガサ・クリスティはこの作品にかなり影響を受けたと思われ、犯人像を真似たものと結末を真似たものをそれぞれ書いている。

  • nobby

    うーむ、種明かしも全くせず意味深にレーン自ら「失敗した」と繰り返し一方的に去る幕引きは個人的に受け入れ難い…ちゃんと最後にはなされる舞台裏なる章での解説で、その邪心を取り除く必要性は理解出来るが、神の裁きを降してまでとは如何なものか!?それでも狂った一家をめぐる奇怪な殺人事件を解決に導く推理は文句なく持ち味通りロジカルお見事!三重苦の障がいを持つ女性の証言を、残された五感から立証していくのは鮮やか。今では珍しくない展開にワクワクしながらも何となくぎこちない違和感…その理由には納得出来るものの結末がやはり…

  • 麦ちゃんの下僕

    『東西ミステリーベスト100』1985年版で海外編1位・2012年版で同2位に選ばれた“必読書”…ですが、僕は今回が初読です(笑)(←『X』と『Z』は10代で読んだんですけどね) 何かの本で“ヒント”を与えられてしまっていたので、犯人は予想通りでしたが…やはりこれは予備知識無しで読みたかった〜(泣) マンドリンという意外な凶器・盲聾唖のルイーザの重要な“証言”・そして何より“犯人像”…これらのインパクトは一度読んだら絶対忘れませんね!ドルリー・レーンの“苦悩”も含め…なるほど、確かにこれは“傑作”です!

  • stobe1904

    【本格ミステリの名作再読】30年以上前に読んでいたが、先日『Xの悲劇』を再読したので続けて再読することに。結末のインパクトが大きかったためか、大まかなストーリーは覚えていた。90年前の作品のため、古さと違和感を感じる部分はあるが、ミステリとしての完成度が高く歴史に残る名作であることを再確認した。★★★★★

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