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ハチクマが還るところ

エメー・デ・ヨング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909125606
ISBN 10 : 4909125604
Format
Books
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「救えていたら何かが変わったのだろうか?」
あの日の記憶から生き延びるために。

 父の形見である小さな書店を妻のラウラと二人三脚で切り盛りしてきたシモンだが、時代の波には逆らえず、店をたたむ決意をする。ラウラは大手のチェーン店に身売りをしてはどうかと提案するが、家族の名前を売ってしまうようで、シモンは気乗りがしない。店の閉店準備をしていたある日、シモンは森の中にある倉庫から車で本を運び出す途中、中年女性の自殺現場に遭遇する。その衝撃的な出来事が、長らくシモンが封印していた記憶の扉を開くことになる――。
 
 母国オランダはもちろん、欧米のさまざまな国で絶賛される女性作家エメー・デ・ヨングの本邦初訳。彼女の評価を決定づけたグラフィックノベル第1 作。人間の弱さに対する透徹した眼差しと慈しみが交錯する静かな傑作。
 
オランダのテレビ局でドラマ化されるなど反響の大きかった作品。出版翌年の2015年にベルギーの歴史あるマンガ賞サン=ミシェル賞(Prix Saint-Michel)で、最優秀オランダ語圏作品賞を受賞している。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みゅうの母

    印象的な装画に惹かれてクラファンを応援。グラフィックノベルは読みなれていないのでどうかと思ったけど、楽しめました。

  • 緑虫@漫画

    ★★★ オランダ人作家によるグラフィックノベル。親から継いだ書店を畳むことになった男性が、偶然遭遇したアクシデントからトラウマと向き合うことになりという話。ハチクマとは猛禽の一種。ヨーロッパにいる個体はアフリカとの間で渡りを行い、つがいの片割れとは別ルートで渡って渡り先で合流するなどの習性がある。ハチクマの習性と重ねるかたちで主人公のストーリーが描かれる構成が取られているがそんなに感動的な効果はあげれてない印象。

  • ならかわ

    クラファンのリターンでいただきました。 「生き延びるためには、新しいスタートを切らないといけないときもある」。ストレートなテーマをハチクマが象徴しています。生と死を象徴するような、白と黒のコントラストが印象的。 森の中の古本の倉庫など、本好きはわくわくするシーンも。

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