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ヨ-ロッパのキリスト教美術 下 12世紀から18世紀まで

エミール マール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003356524
ISBN 10 : 4003356527
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1995
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • きくらげ

    下巻で触れる14世紀以降では、表現が激情的になっていく。中世では死は復活を待つ平静なものとして表現されていたが、その末期にはペストを経て骸骨やミイラ化した屍体などの直接的なイメージが「死の舞踏」などで描かれるようになった。またルネサンス以降は宗教改革へのカウンターとして、聖母信仰や殉教聖人が図像化された。殉教や法悦の場面なども教会分離による信仰の危機に応じて取り入れられた。フランス人としての自国よいしょが散見されたり、中世志向の強さがあるなど偏りはあるが、それでも一読する価値はあるなと。

  • moi

    学術書だが、詩情があって気持ちのよい文章。美術を研究する立場にも、それを読みとくための感性が必要であると感じた。

  • OKKO (o▽n)v  終活中

    (書きかけ つづく)最終章「トレント公会議以降の宗教芸術」 

  • Francis

    下巻は14世紀以降のキリスト教美術について記述。著者の図像学に関する知識により、美術作品がどのような意味を持っているかが説き明かされていく。当時のキリスト教、特にカトリックの信仰がどのようなものであったかも知ることが出来る。上巻での固有名詞のラテン語風の翻訳は払拭され、一般的に使われている用法に統一が図られている点も良い。

  • 鮎川玲治

    宗教改革に対抗するカトリック教会側の立場を反映した美術上の変化、また寓意人物像や抽象概念の擬人化などについての章が興味深い。チェーザレ・リーパの『イコノロギヤ』は是非とも全編通して一読してみたい。しかしなぜヴェルサイユ庭園の造園者は「胆汁質」の擬人化像などを配置しようと思ったのか…

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