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大地

エミール・ゾラ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846004521
ISBN 10 : 484600452X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ゾラが24年をかけて完成させた「ルーゴン=マッカール叢書」第15巻。土地相続をめぐるフーアン爺さんと三家族、その姪姉妹とジャン=マッカールの殺意に充ちた物語。農民文学の嚆矢、本邦初の全訳。

【著者紹介】
小田光雄 : 1951年静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版社の経営に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • NAO

    土地と金を巡るおぞましいばかりに骨肉の争い。その原因はアメリカの近代的農業で大量に安い小麦が輸入されるようになったからであり、長年土地を酷使し続けたため土地がやせて収穫量が減ってしまったからだ。あまりにも貧しいため土地にしがみつくしかなく、あまりにも貧しくて土地にしがみつくしかないために、血も涙もなくなってしまう者たち。だが、土地にしがみつくためには人殺しさえも辞さない者たちが、果たして土地に愛されるだろうか。貧しいからこそかたくなになり、無教養で野蛮になる。ゾラが描いた悪循環は、あまりにもおぞましい。

  • えとろん

    主人公以外全員が田舎者。土地と因習に縛り付けられながらも、小銭の習得には目ざとく粘着的だ(特にビュトー)牧歌的な農作業の描写がとてもいいコントラストになっている。登場人物が多岐にわたっていて、それぞれが物語を進める役割の一端を担っていて、複雑な事件を折り重なって発生させてゆくゾラの筆力には驚かされた。で物語は「壊滅」に続く。

  • きりぱい

    叢書第15巻。むちゃくちゃだ・・。農村で繰り広げられる骨肉の争い。フーアン家のハード過ぎる醜態は、そこに絡んでしまったマッカールの血筋『居酒屋』ジェルベーズの弟ジャンでさえパッとしない存在にしてしまう。がめつく恥知らず、卑猥にしてタフ、下劣、鬼畜・・これでも言い足りないほど人でなしが揃う。出だしは長男が最悪だと思ったけれど、骨の髄まで腐っていたのは弟ビュトーだった。自業自得とはいえ火種を蒔いたのは哀れな父フーアン。実りの大地への愛着が強欲な執着に変わる時、人は鬼になる。嵐のような読み心地だった。

  • さゆき

    課題本。

  • のうみそしる

    (ゾラあるある:登場人物がみんな浅ましい、欲深い。でもそれも人間なんだよ、ってなる。自然の描写がべらぼうにうまい。) それにしてもフーアンじいさんが辛すぎる……。農村特有の閉鎖性、土地所有への飽くなき欲望、すべては金のため。これはそのまんま現代社会にも当てはまる。ところで、結局イエス・キリストが一番いいやつなんかな。あとみんな恐ろしく口汚い。「豚野郎」ってのは原文だと何なんだろう。

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