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高金利・高インフレ時代の到来! エブリシング・クラッシュと新秩序

エミン・ユルマズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087861402
ISBN 10 : 4087861406
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2025年の4月2日、アメリカのトランプ大統領が世界に向けて発表した関税政策は、世界中に衝撃を与え、世界同時株安を招いた。
NYダウやS&P、nasdaqなどの米国の株価の主要指数の暴落は一週間ほど続き、日経平均も一時は500兆円のもの時価総額を失うほどの暴落となった。いわゆる「トランプショック」である。
今回位の経済危機は、まさにこの本の校了中のできごとであり、日々、情報をアップデートしながら、この本は完成した。
ただ驚くことに著者は、すでにこの本において経済危機が来ることを予測し、4つの兆候について詳しく分析していたのだ。
それは2000年代のITバブル崩壊やリーマン・ショックの際にも表れた、いくつもの経済指標の変化を読み解いた結果だった。
 また日々の経済データの分析のみならず、経済の歴史も深く研究している著者は、今回のトランプショックを単なる一時的なものとは捉えず、世界経済や国際政治が大きく変化するパラダイム・シフトと考えており、その理由も本書では明らかに語られている。
中国のみならず、BRICS諸国も台頭する今、私たちは大きな歴史的か転換期に生きているのだ。
米国と中国の新冷戦、それによる経済のディカップリングを早くから予見していた著者は、常に著書やSNSで最新の情報を発表してきた。
本書は、それらを集大成し、世界が変わる重大な局面において発想の転換を促す書でもある。
ますますひどくなる新冷戦によって経済がブロック化し、世界中がより高インフレに悩まされ、インフレ下の不況、すなわちスタグフレーションに陥りかねないことに著者は警鐘を鳴らしている。
こんな先行きが見えない時代に、自分の資産を守るにはどうしたら良いか、歴史を学び長期的な視点を持つことの大切さを説く。
さらにこの新冷戦の中、再び注目を浴びるのが日本であることにも言及し、危機をチャンスととらえるべきことを教えてくれる。
世界が日々、変化する現代に生きる私たちが、経済危機をいかに乗り越え、未来に希望をもつべきか? 多くのヒントを教えてくれる必読の書である。


【著者紹介】
エミン・ユルマズ : トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。1年後に東京大学理科一類に合格、2004年に東京大学工学部を卒業。2006年に同大学院新領域創成科学研究科を修了し、生命工学修士を取得。2006年野村證券に入社。投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった。2024年にレディーバードキャピタル合同会社を設立し、代表を務める。現在各種メディアに出演しているほか、全国のセミナーに登壇。文筆活動、SNSにての発信を積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よしたけ

    株高とほぼ完全雇用にもかかわらず現職が敗れた一因をインフレと位置付け、バイデン政権下での物価上昇率20%超が米国民の景況感を悪化させたと分析。さらに中国の過剰生産によるデフレ輸出が一変し、新冷戦下のサプライチェーン分断が逆に世界的インフレを加速させた構図を、緻密なデータで浮かび上がらせる。金融緩和の限界と通貨価値の毀損が、新たな経済秩序形成の鍵を握ることを強調している。さらに米中覇権争いがサプライチェーン再編を加速し、先進国は輸入物価の上昇に直面し、金融政策の行き詰まりを痛感せざるを得なくなった。

  • ジキル

    最近の政治の流れから、アメリカを信用できないと思う国が増えてきて、ブロック経済化が進むとか、そんな感じ。一部の大金持ちが国を支配するようなアメリカの体制は変わっていくのかな。

  • げんさん

    トランプ大統領が追加関税を発表した追加関税を払うのは、売っている側(輸出業者)ではない。輸入業者が払うものなのだ。追加関税を被ることになる輸入業者は、その分をすべて価格に転嫁させる。輸入をせず、国内でまかなえればいいのだろうが、簡単に移行できるわけがない。物価は上がるし、庶民の貧困は進むことになる。なぜ追加関税を発動したのか?それは、米国の富裕層を優遇するためだろう。  米国民はなぜこんな人に投票したのだろう?  わからない事ばかりだが、この流れは変えられない!

  • ちりとてhello

    この著者の動画はよく見ている。まともなことを言って、わかりやすく上手に話す人だと思っていた。でも、この本を読んで、ガッカリ。トランプ大統領のことをボロカスに言っている。わたしは、バイデンなどグローバリストの手先がおかしな世の中に変えていこうとしていたと考えている。COVID、注射、LGBT、戦争など偏向報道を使って。そうした動きを人々が幸せに暮らせる世の中に戻そうとするのがトランプだと思っていたから真逆の考えだ。著者には経済以外の勉強もしてほしい。

  • スプライト

    現在の円安を水準訂正、隠れ切り下げとする見方には納得感もある。新冷戦で半導体を含めて日本にサプライチェーンを移す必要があるためだ。現在の経済情勢について、色々な視点を得られる。

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