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ISBN 10 : 4794225156
Content Description
自然を「元来の姿」に戻そうとしてきた自然保護活動。外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去…。しかし、それで本当に、地球の自然が守れるのか?著者は「手つかずの自然こそ至高、自然を元の姿に戻すべき」というこの価値観が、じつはアメリカでつくり出された「カルト」であり、科学的にも、費用対効果からも、実現不可能な幻想であると、世界各地の実例から示していく。自然を「かくあるべし」と限定してきた過去の自然保護のあり方を批判し、自然をもっと多面的なものととらえ直して、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案する。
目次 : 第1章 自然を「もとの姿に戻す」ことは可能か/ 第2章 「手つかずの自然」を崇拝する文化の来歴/ 第3章 「原始の森」という幻想/ 第4章 再野生化で自然を増やせ/ 第5章 温暖化による生物の移動を手伝う/ 第6章 外来種を好きになる/ 第7章 外来種の交じった生態系の利点/ 第8章 生態系の回復か、設計か?/ 第9章 どこでだって自然保護はできる/ 第10章 自然保護はこれから何をめざせばいいか
【著者紹介】
エマ・マリス : サイエンスライター。自然、人々、食べ物、言語、書籍、映画などについて執筆。数年間記者として勤務していたネイチャー誌のほか、ナショナルジオグラフィック、ニューヨークタイムス、ワイヤード、グリスト、スレート、オンアースなどの雑誌・新聞に寄稿している。ワシントン州シアトル出身、オレゴン州クラマスフォールズ在住
岸由二 : 慶應義塾大学名誉教授。生態学専攻。NPO法人代表として、鶴見川流域や神奈川県三浦市小網代の谷で“流域思考”の都市再生・環境保全を推進。鶴見川流域水委員会委員
小宮繁 : 翻訳家。慶應義塾大学文学研究科博士課程単位取得退学(英米文学専攻)。専門は20世紀イギリス文学。2012年3月より、慶應義塾大学日吉キャンパスにおいて、雑木林再生・水循環回復に取り組む非営利団体、日吉丸の会の代表をつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アナクマ
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読了日:2021/09/18
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読了日:2021/07/16
YO)))
読了日:2021/07/07
遥
読了日:2022/12/28
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