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銃と助手席の歌 創元推理文庫

エマ・スタイルズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488203108
ISBN 10 : 4488203108
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
圷香織 ,  

Content Description

高校を退学になったばかりの少女チャーリーは、ある盗みをきっかけに姉の恋人と争いになり、抵抗の果てに彼を殺してしまう。その場に居合わせた見知らぬ少女ナオの提案で、ふたりは死んだ男の車に乗り、死体を湖に捨て、ハイウェイを北へ走り出す。道中、謎は尽きない。車を追ってくるのは何者か。ナオはなぜ死体処理に協力したのか。そして、車に積まれた大量の黄金はどこからきたのか――。やがて轟く銃声。炎天下のオーストラリアを舞台に少女たちの闘いを描く、ノンストップのクライムサスペンス!

【著者紹介】
圷香織 : 上智大学国文学科卒。英米文学翻訳家

エマ・スタイルズ : ロンドン生まれの作家。西オーストラリア州パースで育ったのち、長く獣医師として働く。イースト・アングリア大学で文学(犯罪小説)の修士号を取得。2022年『銃と助手席の歌』でデビュー。本書は23年ウィルバー・スミス冒険小説賞を受賞したほか、英国推理作家協会賞(新人部門)ならびにオーストラリア推理作家協会賞(新人部門)の最終候補にも選出された。犯罪小説界の新鋭として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムチ

    お初作家、デヴュー作の様だ。432頁の中身は所々斜め読みで。この傾向の海外ミステリー、乗らなかったのは自分の加齢かと嘆いていたけど、そうでもない気がずん。西オーストラリアの自然は非日常的・・流石に荒ぶる中身はちょいと面白い。「テルマ・・」と異なりこちらは異色の犯罪性 3人の登場人物の心象風景の絡まりというところにポイントがある。アボリジニの高校生と白人高校生の対比、退学所分・継父のDV 〜殺人・ある目論見からの逃避行。ラストの対決まで手に汗握るアクションムービー。少々都合良すぎって気がしないでもなかった

  • NAO

    3人の女性の視点で代わる代わる描かれていくサスペンス。逃げる2人は相手に隠し事をしているため不信感がぶつかり合って何度も一触即発の状態になるが、徐々に喧嘩しているどころではない徐々に追い込まれていく。1人は貧しい白人の不良少女、1人は高学歴の白人と原住民のハーフと、生まれも育ちも性格も全く違うが、逃走劇中に語られる2人の家庭環境はひどいものだ。帰るべき家のない2人の少女の共闘は、初っ端からヒリヒリしているが、それがどんどんヒートアップしていき、最後まで一気に読ませる。

  • M H

    思わぬ出来事から一緒に逃亡することになったチャーリーとナオ。性格は合わないし、隠していることもあって絶えない喧嘩と相互不信、そこに何者かが迫る。作者が描きたいことがはっきりしていて、2人が内面的にも肉体的にも闘って信頼関係を育むくだり、果てしなく肌を焼くオーストラリアの自然に迫力がある。逃亡劇としてはあまり緊迫感がなく、脇役の使い方も粗末な感じが。あー、暑そうお肌に悪そう〜、若いっていいなぁと雑念が生まれた。

  • Shun

    正当防衛とはいえ誤って姉の恋人を殺してしまった少女チャーリーと、偶然居合わせた見知らぬ女性ナオは逃避行を始める。きっかけは死んだDV男が持っていた金の延べ棒を盗んだことだったが、後にそれ自体が盗難物だったことが起因し二人は何者かに追われ命を狙われる立場となってしまう。衝動的に逃げてきた彼女らだったが事件の背景とお互いの状況を知るにつれ奇妙な関係が築かれていき、始末をつけるため二人は共闘する。本作は未成年犯罪をロードノベル形式で描き、また素性の異なる少女が反発しあいながらも困難に立ち向かう青春小説でもある。

  • しゃお

    姉のDV彼氏を殺してしまった白人の少女チャーリーは、その場に居合わせた原住民の血をひく少女ナオの言葉で一緒に死体を捨てに行く事に。性格も考え方も違う二人は、更に互いに隠し事を。ロードノベルでありクライムノベル、そして青春小説。さらにシスターフッドな物語なせいか、男性の登場人物は碌な目に合わず、流石に可哀想過ぎないかと思う場面も(笑)。少々雑に思える部分もあるけど、ラストの光景が実に鮮やかでした。

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