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文学と国柄 一九世紀日本における文学史の誕生

エマニュエル・ロズラン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000615709
ISBN 10 : 400061570X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀の日本において、時代の要請と社会の動向の複雑な作用の交錯のうちに、青年たちはいかにして文学史を作り上げていったのか。最初の日本文学史の構想とその生成過程を、1880年代当時の東京大学文学部の史料精査と、そこで学び育った研究者たちの著作の分析を通して考究する。

目次 : 第1章 一九世紀における日本文学の範囲/ 第2章 最初の国文学史の生成過程(一八九〇年)/ 第3章 一八・一九世紀における歴史・文学・国民―比較文化的素描/ 第4章 一八八〇年代の力学の中で/ 第5章 日本文学のコーパスへ向けて(一八九〇年)/ 結論 芳賀矢一はギュスターヴ・ランソンか?

【著者紹介】
エマニュエル・ロズラン : 1960年生まれ。フランス国立東洋言語文化大学(INALCO イナルコ)日本語科教授。主な研究領域は日本近代文学。著書にLitt´erature et g´enie national. Naissance d’une histoire litt´eraire dans le Japon du XIXe si`ecle,Paris,Les Belles Lettres(第22回渋沢・クローデル賞)

藤原克己 : 1953年生まれ。東京大学名誉教授。博士(文学)。平安時代文学専攻

鈴木哲平 : 1974年生まれ。江戸川大学准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。研究領域は現代アイルランド文学・現代フランス文学および外国語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • りょく

    「訳者あとがき」から読むのがよかろう。日本文学史において、1890(明治23)年は特筆すべき年だという。すなわち、3つの日本文学コーパスともいうべき叢書が刊行され、〈日本文学〉が浮上した年である。しかもそれらの仕事は、まだ20代の学部卒の青年たちによってなされたというのだから驚きだ。ついでにいうと、この年に自国の文学史を既に有していたのは、イギリス、フランス、ドイツ等のヨーロッパの一部の国のみであった。日本文学は、全時代のの文学のスペシャリストと新しい学問知が集結した東京大学文学部を土壌とし、花開いた。

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