エマニュエル・ル・ロア・ラデュリ

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モンタイユ-上 ピレネ-の村1294〜1324

エマニュエル・ル・ロア・ラデュリ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887080867
ISBN 10 : 4887080867
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1990
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • まふ

    モンセギュールの悲劇など想像もできぬカタリ派の村ののどかな状況を「アナール派史学」の視点から描いたということで興味を持って読みました。絶倫のピエール神父の性活動や自由奔放な羊飼いの活動など、ピレネーの山村での当時の状況が分かったような気がしました。

  • 松本直哉

    モンセギュール陥落後、辛うじてカタリ派が余喘を保っていた14世紀初頭の、ピレネー山中の寒村モンタイユーの無名の庶民の息づかいが聞こえる記録。異端に与する者とそうでない者、密告者と逃亡者、定住の農民と国境をこえてスペインまで放牧する羊飼い、さまざまな人間が描かれる。カトリック司祭ながら双方に情報を流す二重スパイのピエール神父の絶倫な性欲があっぱれ。彼になびく女性の一人は、神父のことがこんなに好きなのだからこれが罪のはずがないとまで言う。性欲を罪悪視するアウグスティヌスの教えはこの山のなかまでまだ届いていない

  • ピンガペンギン

    14世紀のピレネー山中の小村モンタイユーに異端審問の手が伸びてきた。1308年にはカルカッソンヌの異端審問官がモンタイユー村の全住民を拘禁状態においた。最終的に火刑になったのは一人だという。審問の記録から驚くほど生きいきと再現される村人たちの生活、人間模様(愛欲の話、友情?の話。裏切り、絶縁、と小説のようだ)が面白い。オクシタニー地方はそこだけで他の地域と違う文化を形成しているらしい。家(ドムス)の団結が強固で家長権は絶対で相続人を指名してほかの子を排除する権利があった。兄弟姉妹の財産を巡る執拗な争い。

  • はる

    アナール派による歴史学。1300年中葉の異端審問官ジャック・フルニエことベネディクトゥス12世が遺したフランス南部オック語圏のモンタイユー村民250人への訊問記録から浮び上がる民俗史。1244年のモンセギュール城砦の戦いでカタリ派は壊滅したと思っていた。しかし100年後の南仏の高地の山村に生き方の哲学として生き続けていた。二人のピエール。一人は清貧と持ち運べるづた袋一つでピレネーに羊飼いの労働者として生きるピエール。もう一人は信仰をとなえながら切磋琢磨と女に手を出し続ける司祭ピエール。→

  • ホレイシア

    カタリ派ですぜ。

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