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移民の運命 同化か隔離か

エマニュエル・トッド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894341548
ISBN 10 : 4894341549
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1999
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • in medio tutissimus ibis.

    移民の運命は同化である。とりわけフランスにおいては、支配的な地位を与えられた普遍主義の家族構造を発揮し、その不調から過剰に働く差異主義の変形である多文化主義を抑え、あらゆる個人を普遍的フランス人として受け入れるべきである、とトッドは説く。しかしながら本書の主役は普遍主義ではなく日本も含まれる差異主義であり、その移民の様態を研究される米英独仏の四国のヴァリエーション豊かな差異主義的家族構造を一瞥すればそれは明らかである。イスラム、地中海、ロシアや中国における普遍主義は全くフランスの添え物として扱われる。

  • Z

    ベースには、この人の家族構造によって、人間の平等や、自由に関する価値観がある程度決定され、それが各国のとる政治の制度に反映されるという思想がある。アメリカの多文化主義に対し、フランス型の政策を称える。著者のとる視点はリアリスティックで、イスラム諸国からの移民はいとこ婚を認めないように、共同体内部で閉じようとする。多文化主義は差異を差異として尊重するが経済的弱者を再生産する危険があり、それよりある程度国のルールにあわさせ、それを守れば、出世可能にするようなフランス型の政策のほうを讚美している。日本も移民のう

  • lakers_mania

    家族制度は隣国だから似ているのではなく、思いがけない国同士が似ていたりするので面白い。

  • takao

    ふむ

  • にょ

    外婚率から見る移民に対する受容態度の考察や、多文化主義がどこから出てきたのかなど、期待を裏切らぬ面白さだった。日本の特徴として同化主義者が移民に賛成する傾向にあるというが、トッドの言うところの「差異を知覚しながらもその差異を好まない」ドイツの直系的態度は、日本にもあてはまっていると言えそう。やはり移民問題は文化基盤無くしては語れなそうだと感じましたわ。

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