エドワード・w・サイード

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イスラム報道 増補版 新装版 ニュースはいかにつくられるか

エドワード・w・サイード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622087779
ISBN 10 : 4622087774
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あご髭のムスリム=テロリスト。アメリカはイスラムをいかに表象してきたか。新たなるメディア論の古典。

目次 : 第1章 ニュースとしてのイスラム(イスラムと西洋世界/ 解釈の社会集団/ 「王女」エピソードの背景)/ 第2章 イラン報道(聖なる戦い/ イラン喪失/ 未検証の隠された仮説/ もうひとつの別の国)/ 第3章 知識と権力(イスラム解釈の政治学:正統的知識とアンチテーゼ的知識/ 知識と解釈)

【著者紹介】
エドワード・W・サイード : 1935年11月1日、イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジ等で教育を受けたあと合衆国に渡り、プリンストン大学卒業、ハーヴァード大学で学位を取得。コロンビア大学英文学・比較文学教授を長年つとめた。2003年9月歿

浅井信雄著 : 1935年長岡市に生まれる。東京外国語大学卒。読売新聞社入社。ジャカルタ、ニューデリー、カイロ各駐在特派員、ワシントン支局長を歴任。その後、米国ジョージタウン大学客員研究員、東京大学、東京外国語大学各講師、中東調査会理事、神戸市外国語大学国際関係学科教授を歴任。2015年歿

佐藤成文 : 1940年東京に生まれる。早稲田大学卒。時事通信社入社。サイゴン(現ホーチミン市)、カイロ、ベイルート、ワシントン各駐在特派員、本社外信部次長、ニューヨーク、ワシントン各支局長を経て、1993年よりロサンゼルス支局長。1997年退職。現在ロサンゼルス在住のフリーランスのジャーナリスト

岡真理 : 1960年東京に生まれる。東京外国語大学大学院修士課程修了。現代アラブ文学専攻。エジプト・カイロ大学留学。在モロッコ日本国大使館専門調査員、大阪女子大学人文社会学部講師、京都大学総合人間学部助教授などを経て、2009年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いとう・しんご

    あちこちで言及があり、気になっていたのにやっと読みました。西欧中心主義と帝国主義を背景に、マスコミと中東研究が国家と企業の権力に隷属して偏向した報道と知識を伝えていることを豊富な具体例を挙げて析出しています。しかし、その背景には他を差し置いて、もっぱら自分の利益を追求し、耳障りな情報は聞きたくないという需要?受容?側の姿勢があるのだろうし、そのツケをこれまでも払ってきたし、これからもたっぷり払うことになるんではないか・・・と考えこんでしまいました。

  • dokusho

    アメリカにおける「イスラム」の報道についての批判。特にイラン革命とそこで起きたアメリカ大使館人質事件を題材として。「イスラム」を悪者にする単純化された見方により、アメリカがどう革命前の政権に関わってきたかという責任が透明化され、また革命内部での権力闘争、思想的対立といった点の分析が不十分となり外交的な選択肢も狭められる。アメリカはヨーロッパの国々と違ってイスラム圏に植民地を持っていなかったので著名な専門家がおらず、それが報道の違いにも現れていたらしい。

  • sansdieu

    要は、ニュースなどにおいて「イスラム」という、実際には存在しない単一的な表象が「テロリスト」、「狂信」などのイメージとともにステロタイプとして語られていることをサイードは批判している。それを改めないかぎり、平和への途は遠い。改めるには、もちろん今で言う「メディア・リテラシー」を自分のなかに育てなくてはならないのだが、サイードによると、自己完結の快楽に溺れずに、広く知識を求め、他人と論争し、自分の見方が解釈に基づいていることを自覚して修正し続けていくほかない、ということになろう。

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