エドワード・N・ルットワーク

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エドワード・ルトワックの戦略論

エドワード・N・ルットワーク

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620322407
ISBN 10 : 4620322407
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

汝、平和を欲するなら、戦いに備えよ。軍事戦略論の世界的名著ついに完訳!

目次 : 第1部 戦略の論理(戦争における逆説の意識的活用/ 行動の論理/ 効率性と成功の極限点/ 反対の一致)/ 第2部 戦略のレベル(技術レベル/ 戦術レベル/ 作戦レベル/ 戦域戦略―その一・軍事作戦と政治的選択/ 戦域戦略―その二・攻撃と防御/ 戦域戦略―その三・阻止攻撃と奇襲攻撃/ 非戦略―海軍、空軍、核戦力/ 戦略的エア・パワーのルネサンス)/ 第3部 最終結果―大戦略(大戦略の射程/ 武力による誘導/ 戦争における調和と不調和/ 戦略は有用か)

【著者紹介】
エドワード・N・ルトワック : 歴史学者。ワシントンD.C.の大手シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)シニアアドバイザー。1942年、ルーマニア生まれ。イタリア、英国で育つ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学び、1975年にジョンズ・ホプキンス大学で博士号取得。専門は軍事史、軍事戦略研究、安全保障論

武田康裕 : 防衛大学校教授。1956年、愛知県生まれ。北海道大学法学部卒業。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。1988年、世界平和研究所研究員。1991年、ハーバード大学国際問題研究所客員研究員。2001年から現職。専門は国際政治学、体制変動論、東アジア安全保障論

塚本勝也 : 防衛研究所主任研究官。1973年、大阪府生まれ。筑波大学卒業。青山学院大学大学院修士課程修了。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士課程修了、同博士候補。2000年より防衛研究所勤務。専門は安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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著名な戦略家の代表作です。 「平和を望む...

投稿日:2021/02/25 (木)

著名な戦略家の代表作です。 「平和を望むなら、戦争に備えよ」という古代ローマの格言に代表される逆説の論理は戦略における常識であって、一般社会のそれとは大きく異なっており、それゆえ常識的な論理で考える民衆を説得する必要がある民主国家とは相性が悪いと指摘しています。 本書で主張した考え方を近年の中国に適用して書かれたのが『自滅する中国』などです。

一郎 さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Isamash

    戦略国際問題研究所エドワード・N・ルトワック2001年著作訳本。言われてみれば納得だが本質論的に戦争を捉えていて大変に興味深かった。太平洋戦争で言えば真珠湾攻撃に成功したがために国土は荒廃し大打撃がもたらされた。初戦で負けてしまえばそれは無かった。即ち戦闘での勝ちと戦略的勝利は別物と説く。また太平洋の海戦でどれだけ勝利しようと兵器生産能力に大差があるある以上長期的には勝ち目は無く米本土を攻撃し生産に打撃与える様な戦略が必要だったと。ドイツも英露米相手では長期的に勝ち目無く、米国への宣戦布告は愚策と。成程。

  • 泰然

    戦略(ストラテジー)の語源とされるラテン語及びギリシャ語のストラテジアは「課題や困難を解決する能力にして見えないもの」の意味とされるものの確かに此程厄介なモノはない。失敗があると組織も個人もそのスキルの無さを様々な形で非難される(自責論はこの延長だろう)。本書は常識を適用すると望まぬ結果をもたらす逆説性のある戦略を、ロジックや効率性と、技術、戦術、作戦、戦域戦略、大戦略の順で構成される戦略の階層、戦史などを通して精神的修養に導く。メリトクラシー(能力主義)時代にあって競争と生存の意味を考えるための超力作。

  • KAZOO

    戦略論という題名からすると、経営的なものを思い浮かべる人もいると思いますが、これは純粋に軍事戦略論の教科書であると思います。防衛大学校のようなところの教科書に使うといいのでしょう。ただ組織論的な考え方や対外的な影響の分析などは参考になると思います。私は昔から戦史などが好きなのでこの本は非常に参考になりました。読みでがありますがそれなりの見返りはあると感じました。

  • 白義

    戦略研究の第一人者であるルトワックの主著が待望の邦訳。平和のための穏和な姿勢が戦争を呼び込み、戦争に備えた武装が平和を維持する。勝利が敗北を生み、敗北の中に勝利への萌芽がある。そんな、軍事全般を支配する「逆説的論理」という摩訶不思議な世界を、国家的な大戦略から個々の作戦行動まで多彩な角度から光を当てた現代戦略論の金字塔。勝ち戦ゆえの慢心、補給線の綻び、戦略の成功が生み出す思考の盲点と、現代の戦争から次々具体例を繰り出し、軍事とは複雑で逆説的だ、という単純な主張を裏付けていて滅法面白い

  • トッド

    2001年本。ナチ電撃戦⇒故障多、補給線×、現地調達。米軍の独工場爆撃⇒中立スイス・スウェーデンに輸入で対処。ヴェルダン防衛戦⇒不利な防衛の甚大なコスト。フォークランド紛争⇒空軍の安価で効率的な攻撃兵器vs空母の高価で脆弱な防衛システム。例⇒5百万円のミサイルが39%で2億円戦車を撃破。攻撃側は単純、防御側は士気・規律・結束力等が重要になる。戦場核兵器⇒小型核。縦深攻防システム。爆弾数⇒米独戦>湾岸戦⇒時代は誘導兵器の精密攻撃。民主主義+プロパガンダ⇒戦争。米ICBM3千発⇒5百で十分。湾岸戦軍事データ集

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