エドワード・モーガン・フォースター

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Books

フォ-スタ-評論集

エドワード・モーガン・フォースター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003228333
ISBN 10 : 4003228332
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

つねに個人を第一とし、寛容と豊かな想像力に基づく人間尊重の姿勢をつらぬいたフォースターが、広い視野から20世紀のイギリス社会と文学・芸術について発言する。フォースター理解の鍵とされる「私の信条」や、出色のヴァージニア・ウルフ論など、抑制のきいたアイロニーを湛えた気どりのない文体による23篇。

目次 : マコルニアの買物/ オリエントに敬礼!/ 無名ということ/ 私の森―財産と人間の性格/ イギリス国民性覚書/ イギリスにおける自由/ 文化の価値/ 私の信条/ 文化と自由/ 寛容の精神〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 刳森伸一

    評論や書評、エッセイなどを集めた著作集。誠実でありながらも厳しすぎない思想がユーモアを忘れない文体で軽やかに表出されている。個人主義やヒューマニズム、節度ある楽観主義など、そこに奇抜な表現はないが、傾聴に値する言葉で占められている。

  • たかさん

    信頼は自然な心の温かさがなければ成り立たない。たいていの人には、この温かい心がある。とフォースターは語っている。 自分の過去には残念ながら冷えてしまったことがある。故に、前妻と別れることになってしまった。 全23編を彼の生き方、読書歴、作家論を授けるように逐一教え、解説してくれている。 『ヴァージニア・ウルフ』はこわくなくなるどころか、大接近させてくれる。 プルースト約10ページ、エリオット約14ページと比べると、彼女には約32ページを割いている。

  • よしひろ

    小説家でもあるフォースターの評論集。彼自身が書くような個人主義者でヒューマニストとしての、上質な文章が並んでいる。悲観的な諦念も顔を見せるのだが、それを踏まえた上での、ウイットに富んだ、穏やかな主張は、味わい深い。また、彼の友人でもあったヴァージニア・ウルフを論じた文章は、ウルフの魅力を十分に伝えており、ウルフの小説が好きな人はもちろん、そうでない人にも読んでもらいたい文章だ。

  • かしこ

    冒頭のローマの博物館にある埋葬品の話からからとても軽やかで良かった。古代ローマの化粧道具入れは、お金持ちの夫人が結婚する娘の為に買い、娘が死んだ時に一緒に葬られたもの。その絵のテーマの説明も面白い。フォースターが想像したローマのお金持ちのお母さんは、まるでフォースターの英国小説に出てきそう。

  • もー子

    フォースターのウルフ論は最高。親交もあったのと、ウルフの死後数ヶ月後というのもあるのだろうが、フォースターの優しさが溢れてます。

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