エドワード・ポズネット

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不自然な自然の恵み 7つのぜいたく品をめぐる奇妙な冒険

エドワード・ポズネット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622096641
ISBN 10 : 4622096641
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ケワタガモの羽毛、燕の巣、ジャコウネコが排泄したコーヒー豆。これらは超富裕層向けのぜいたく品だが、採集者にとっては地元の歴史や伝統に深く根ざし、アイデンティティの一部をなしている。著者はこうした7つの品を大自然で採集し、商品にしていく人々の声を丹念にたどる。インタビュー、歴史叙述、紀行文を融合した7つの物語は、グローバル・マーケットの力や自然との共生ついて何を語るのか?

【著者紹介】
エドワード・ポズネット : ロンドンに生まれ、ケンブリッジとオックスフォードで学んだ後、信用調査の職に従事。金融業界を離れてほどなく、農民たちが貴重な軽量ダウンと引き換えに野生のケワタガモを保護するという。アイスランドのアイダーダウン収穫の伝統を知る。共生と協力という関係に魅了されてアイスランドへと旅に出た彼は、その経験をもとに「アイダーダウン」(本書第1章)を書き、ボドリー・ヘッド/フィナンシャル・タイムズのエッセイ賞を受賞した

桐谷知未 : 翻訳家。東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    ふむ

  • 19番ホール

    素晴らしかった。紀行エッセイとして、情景と思索のバランスが絶妙。なんやかんや物欲があることを隠さなかったり、歴史は置いておいて物自体に純粋に惹かれたり、誠実な著者だと思う。終章で記される管理人と鳥の関係性は皮肉が効いてる。

  • Go Extreme

    アイダーダウン:ケワタガモの羽毛 アナツバメの巣:食べられる鳥の巣 シベットコーヒー:ジャコウネコが排泄したコーヒー豆 シーシルク:二枚貝シシリアタイラギの足糸 ビクーニャの毛:ラクダ科動物の高級ウール タグア:木に生える象牙・ゾウゲヤシの種子 グアノ:有機肥料になる鳥糞石 原料となる動植物と人間の関係の伝統や歴史 動植物と人間の共生関係 採取や取引→生息環境の破壊 原料の採取や生産に関わる人々の生活 一筋縄ではいかない複雑な物語 大量生産・消費の時代に逆行、とり残されたもの ×単純なさかのぼり・やり直し

  • Scotts

    アイダーダウン、アナツバメの巣、シベットコーヒー、シーシルク、ビクーニャの毛、タグア(象牙代替用ヤシの実)、グアノ(肥料用鳥糞)という7つの天然素材の採集・利用状況について調査を行いそれぞれが抱える問題点を明らかにする。アイダーダックが巣に残した羽毛を採集するだけという一見自然には理想的に見えるアイダーダウンですら、捕食者であるキツネを駆除するなど人間の都合に基づいているという事実。人類の文明が生まれて以来、真に自然に影響を与えない採集というものはないということがよく分かる。

  • Meursault

    高級羽毛のアイダーダウンは、野生のケワタガモを人間が保護し、ケワタガモを害さない形で採取されるので、自然と人間の共生の理想形とも言われる。しかし、実際にはケワタガモの捕食者であるホッキョクギツネなどを狩るなどしていて生態系に与える影響は小さくない。本書は、これ以外に6つの自然由来の産品について、人間とその素材を生み出す動植物、その環境、そして採取に携わる人々との関係を丁寧に探る。その過程で、人間と自然の共生というのは決して一筋縄ではいかない、ということを明らかにする。

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