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ISBN 10 : 4296115812
Content Description
遠大な歴史から、金利の本質を問う。
バビロニアの時代からマイナス金利まで。5000年に及ぶ経済思想のバトルを踏まえ、現代の金融政策に警鐘を鳴らす。
2023年ハイエク図書賞受賞作。
○博覧強記の金融ジャーナリストが膨大な文献を渉猟し、古代バビロニアから、中・近世ヨーロッパ、現代の日本、アメリカ、欧州、中国にいたるまで、金利の歴史絵巻を豊富なエピソードでカラフルに描き出す。そして、21世紀の超低金利時代における金利の本質、金融政策の有効性を問い直す。歴史を通じて現代を問う骨太で出色の読み物。
○金利とは何か? 利子は正しいものか? 適正な金利の水準とは? 何が金利の水準を決めるのか? 金利と経済成長の関係は? 「時間の価格」ととらえるのが最も妥当である金利は、生産、消費、投資、為替レートなどあらゆる経済の動きにかかわる。
○だが、歴史上、そして現代においても、金利は幾度も大きく低下し、そのたびに不安定化し、乱気流に呑み込まれてきた。1920年代の恐慌、1980年代の日本のバブル、2008年の世界金融危機はその悲惨な典型だ。そして、中央銀行の物価水準安定政策のもとで、主要国の金利は歴史上かつてないほど沈み込んできた。適切な金利がなければ、生産、貯蓄、投資すべての経済行動の価値を計るモノサシを失うことになる。資本主義経済は市場が定める金利がなくても繁栄することができるのか?
〇本書は、極端な低金利は資産価格インフレをもたらすだけでなく、経済成長率の低下、不平等の高まり、債務の累積、年金危機、不動産・資産バブルなど、経済全体にいかにダメージを及ぼすかを明らかにする。著者は、中央銀行による低金利政策はその意図とは逆にかえって経済を損ない、「隷従への新たな道」につながると警鐘を鳴らす。
【著者紹介】
エドワード・チャンセラー : 金融史研究者、金融ジャーナリスト、ストラテジスト。ケンブリッジ大学トリニティカレッジで歴史学を学び、第一級優等学位で卒業。オックスフォード大学で啓蒙思想史を研究し修士号を取得。1990年代初頭からロンドンの投資銀行ラザード・ブラザーズに勤務。その後、Breakingviews.comにて金融コラムニストを務める。2008年から2014年まで、ボストンに拠点を置く投資会社GMOの資金運用チームのシニアメンバー。現在は、ロイター傘下となったBreakingviews.comのコラムニストを務めるほか、、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、フィナンシャル・タイムズ紙、マネーウィーク誌、ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス誌に寄稿
松本剛史 : 翻訳家。1959年和歌山市生まれ。東京大学文学部社会学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
読了日:2024/11/21
koji
読了日:2024/10/01
きみどり
読了日:2024/08/07
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読了日:2024/10/12
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読了日:2024/07/26
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