エドガー・フォイヒトヴァンガー

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隣人ヒトラー あるユダヤ人少年の回想

エドガー・フォイヒトヴァンガー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000255806
ISBN 10 : 4000255800
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

少年時代にヒトラーの家の向かいに住んでいたユダヤ人歴史家による回想録。果たして、ヒトラーはどのような隣人だったのか。幸せな一家の上に垂れ込める暗雲。日に日に離れてゆく大好きだった友人たち…。史実と、少年一家の生活をつぶさにたどりながら、不安高まる一九三〇年代を年ごとに描き出す。ヨーロッパ各国で話題になった、稀有なドキュメント。

目次 : 1929/ 1930/ 1931/ 1932/ 1933/ 1934/ 1935/ 1936/ 1937/ 1938/ 1939/ 2012年12月4日/ エピローグ

【著者紹介】
エドガー・フォイヒトヴァンガー : 歴史家。イギリスおよびドイツの近現代史を専門とし、国民国家成立からナチズムの台頭までを対象に論文、著作多数。2003年、ドイツ連邦共和国功労勲章受勲。伯父は反ファシズム運動でも知られた著名なユダヤ人作家リオン・フォイヒトヴァンガー

平野暁人訳 : 翻訳家。戯曲から精神分析、ノンフィクションまで幅広く手がける。また舞台芸術専門の通訳・翻訳・ドラマトゥルグとして国内外の様々なアーティストと活動を共にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kawa

    ヒトラーの住まいの向かいで5歳から14歳まで過ごしたユダヤ人少年・エドガーが主人公の実話。社会にナチズムが蔓延していく様が子供の目を通して生々しく描かれる。第1次世界大戦後のドイツがあれほど弱っていなければ、荒唐無稽なナチズムなどという神話がドイツ人の魂をつかむことなどなかったと言われるが(佐藤優「サバイバル宗教論」258頁)、そんな社会情勢がよくわかる記述、多くのユダヤ人が情勢の変化を感じつつ様々な事情で結果として手遅れとなってしまったことも印象に残る。

  • よこしま

    こうして僕はユダヤ人になった……。みんなから憎まれるユダヤ人に。◆読友さんから薦められた一冊。子供(エドガー)から視た1929年から国を脱出する39年までの10年間、隣人ヒトラーや街、ドイツならびに近辺国の変貌ぶりを詳細に描かれています。◆最初はヒトラーを軽視していたのが、一気に政権を奪い独裁。いつも平和だった日常が壊され自由がなくなり、やがてはドイツ人ではなく、ユダヤ人と認定され迫害されていく姿。◆今の日本も、何かを悪者にし、徹底排除しようとする姿が重なり、時代は繰り返されるのだと再認識しました。

  • 風に吹かれて

    ミュンヘンで生活していたとき、向かいに住んでいたのは、ヒトラー……。英国在住ユダヤ人歴史家による1930年代の少年時代の回想。両親や親族、彼らと親交ある人々や近隣の人々の姿。ヒトラーなんて…と思っていたが選挙のたびヒトラー党が増え、支持者に対する施策がさらに支持者を増やし…、年を経るにつれてヒトラー色が濃くなっていく。少年の周りにいる人々の楽観的態度から悲壮なものへ変化していくさまが伝わってくる。➡  

  • たらお

    ヒトラー政権によるユダヤ人の迫害は皆が知る周知のこと。だけど「我が闘争」を読んだことのない私は、改めて「ヒトラーって、どうしてユダヤ人を迫害したの?」「そもそもユダヤ教って何?」ということを知りたいと思うきっかけになる本。そういうきっかけを与えられる本の力ってすごいと思う。人種関係なく、ユダヤ教を信じるのがユダヤ人、もちろん儀式を経て、というのが読んだ中での認識。同じドイツ人でも信じるのがユダヤ教だとユダヤ人。ヒトラーの向かいに住む子どもの目から語られる年を追う毎に周りが変化していく回想ドキュメンタリー。

  • 空猫

    エドガーは両親にもお世話係兼女中にも大切に育てられている5才の男の子。幸せ溢れる平凡な家だったがヒトラーが政界に台頭し始めるとそこに翳りが。祖父の代からドイツに住んでいたのに、ある日突然、エドガーはユダヤ人になった。皆から憎まれるユダヤ人に。学校では存在しない子となり、ずっと家にいるようになって、15才で亡命するまで(1929〜39年)の様子をタイトル通り「ヒトラーの隣に住んでいたユダヤ人少年」の語りで綴られた回想録。子供目線なのでひどい暴力も言葉もないが、だからこそ静かに恐ろしい。あなたは何人ですか?

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