エドガー・アラン・ポー

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ポ-詩集 対訳

エドガー・アラン・ポー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003230626
ISBN 10 : 4003230620
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1997
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    対訳なので、ポーの原詩を音読できるのが最大の利点。萩原朔太郎が『詩の原理』で、翻訳詩の不可能性を論じていて、その典型的な例としてポーの「大鴉」をあげている。後半のリフレイン"Nevermore"を日夏耿之介訳では「またとない」となっているが、これでは詩の本質としての韻律が生かされないとしている。まさにポーの詩は韻律こそが生命だ。また、この「大鴉」もそうだが、「アナベル・リー」にしても、彼の詩には強くネクロフィリアの匂いが付き纏う。すなわち、魂の律動と死の静寂が交錯するところにこそポーの詩の世界があるのだ。

  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    怪奇幻想文学の旗手というイメージが先行するエドガー.A.ポーは、イェーツをして「古今東西を通じての偉大な抒情詩人」と云わしめる詩人でもあった。愛情や恋慕を花の香や夜空の星と詠いあげ、別離や死、霊魂といった冥いテーマも繊細で耽美な詞で、韻や文字の連なり、行の容にまで神経を行き亘らせた詩文は、日本語に翻訳するには、文語体が相応しいと思うが、本書は敢えての口語。平易且つ良く練られた対訳の現代文に、注釈、解説も行き届いているので、原文を音読し、ポーが目指した「魂の音楽」の旋律と韻文の美しさをじっくりと味わいたい。

  • マンセイ堂

    悲しい詩が多かったように思います。若くして愛する人を亡くした事が理由なのでしょうか、、、「あなたと二度と会えなくてもずっとあなたを思い続ける」というような詩があり、一途でいいなと思う反面、その人生はとても辛いなとも思ってしまいます。

  • おにく

    ポーは、新聞や雑誌向けの短編を“大衆娯楽小説”と位置づけ、大衆が喜ぶよう、より過激な描写を目指し、それが今日のイメージになっています。そのため、彼の本質を知るためにも、詩人としての一面に目を向けたくなります。この本は、自分のように詩に触れる機会の無かった人でも、現代語の読みやすい訳文と巻末の解説といった構成のおかげで、初心者にも優しい。読んでいて何度も「良い仕事しているなぁ。」と思いました。また、英語の発音や言葉のリズムについて、自分はYouTubeの“朗読”を検索して聴いています。(↓つづく)

  • Tonex

    ナボコフの『ロリータ』関連で「アナベル・リー」を読むため。/有名な「大鴉」も初めて読んだ。▼対訳本。原文と訳文を照らし合わせながら読むと、日本語だけで読むより理解しやすいが、読むのが面倒。やはり外国の詩は苦手。

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