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ポー傑作選 3 Xだらけの社説 ブラックユーモア編 角川文庫

エドガー・アラン・ポー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041130780
ISBN 10 : 4041130786
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ポーの真骨頂はブラックユーモアにあり!?―いがみあう新聞社同士の奇妙な論争を描く「Xだらけの社説」。大言壮語が嵩じて地獄の門が開く「悪魔に首を賭けるな」。ありえないはずのことが起きる科学トリック「一週間に日曜が三度」。ダークな風刺小説や謎かけ詩、創作論など知られざる名作を23編収録。巻末には「人名辞典」「ポーの文学闘争」他、ファン待望の論考が100頁超。訳出不可能だった言葉遊びを見事に新訳した第3弾!

【著者紹介】
エドガー・アラン・ポー : 1809‐1849年。推理小説の創始者、ゴシックホラー小説やSF小説の先駆者とも言われるアメリカの小説家、詩人、雑誌編集者。極めて知的に多様なジャンルの物語を紡ぐストーリーテラーであると同時に、音楽性に優れた詩人であり、「大鴉」は生前大ヒットしてポーの仇名にもなった。ボードレールらフランス象徴派詩人や、ジュール・ヴェルヌら後代のSF作家らに与えた影響は大きい。その生涯も謎に満ちており、まさにミステリーを体現した作家といえる

河合祥一郎 : 1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    以前に東京創元社版のエドガー・アラン・ポーの全集を読んだことがあり既読のイメージがありました。しかしながら以前の全集はどちらかというとかなり難しい言葉遣いが多く(それがポーのイメージには合っていたのですが)読みにくい気がしていました。今回の河合先生の訳は非常に読みやすくなっています。このポーの作品の中では「×だらけの社説」が楽しめましたがその他の評論なども楽しめました。また訳者による「人名事典」や「ポーの文学闘争」が参考になりました。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    表題作は上層部の物凄く、下らない無理難題に対して現場の憤激に首が縦に振られっぱなし。更に機転の利かせ方に舌を巻き、馬鹿馬鹿しい状況に終止符を打つまでに笑い転げる。「『ブラックウッド』誌流の作品の書き方」は特定の雑誌社に受ける文章の書き方を指示しているのだが、こんな読み辛い文、誰が読むんだと首を捻るばかり。その指示を基にした作品が「苦境」だが、これ、岩波少年文庫に収録された「こまっちゃった」の原案か!「こまっちゃった」がきゃぴきゃぴした口調に対し、こちらは堅苦しいし、読みづらい詩で読み終わるまで気づかなんだ

  • うなぎ

    翻訳者が好みなのと、手持ちのホラーオムニバス映画「世にも怪奇な物語」の原作の「メッツェンガーシュタイン」と「悪魔に首を賭けるな」が入ってたので、Amazonで購入。今回は元の文章がポーの言葉遊びや洒落だらけで訳すのが不可能とされてた短編や詩を沢山取り入れた短編集らしく、読みながら「この翻訳者、本当にいつも凄いなぁ」とうなずきまくってしまった。「メッツェンガーシュタイン」は謎の黒馬に魅入られた男の話なんだけど、確かに映画でキャラを女性に変えてジェーンフォンダのキャストにしたのは絵面が映えて英断だわ。

  • ふみふみ

    筒井康隆のグロ系ナンセンス物を彷彿とさせる「息の喪失」が秀逸。他はトリック物「一週間に日曜が三度」、映画「世にも怪奇な物語」の原作「悪魔に首を..」「メッツェンガーシュタイン」が興味深く読めたぐらいでしょうか。ポーの風刺や創作論は私には全くピンと来ませんでした。そもそもポーの時代も今も米国の文学界自体に興味はないですし。 ちなみに本書の「大鴉」のnevermoreの翻訳「ありはせぬ」には違和感しか感じないなあ。個人的にはグラフィックノベルで読んだ際の日本語「もう二度とは」がベストです。

  • スプリント

    これまで読んだポーの長編とはテイストが違った作品が多く新鮮でした。

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