Chamber Works : Ensemble Linea

エトヴェシュ最新の室内楽作品集！

エトヴェシュが多忙な指揮活動の合間を縫って書いた室内楽近作集。
　『６のためのソナタ』はバルトークの２台のピアノと打楽器のためのソナタに似た雰囲気にサンプラーを加えて、ポップでどこかゲーム・ミュージックに似た遊び心を持った作品。『オクテット・プラス』、『ナターシャ』はともに器楽アンサンブルにソプラノのシアトリカルでどこか人を喰ったような語り歌いのある楽しい作品。他にベリオの追悼曲『地のピアノ−空のピアノ』、ツィンバロンのエキゾチックな響きにフルート、チェロが絶妙に絡む『ＰＳＹ』などヴァラエティに富んだ作品が満載です。（BMC）

【収録情報】
「アンサンブル・リネア・プレイズ・エトヴェシュ」
エトヴェシュ：
1.　6のためのソナタ (2006)〜2台のピアノ、サンプラー、3人の打楽器奏者のための
2.　オクテット・プラス (2008)〜ソプラノ、フルート、2つのトランペット、2つのファゴット、2つのトロンボーンのための
3.　ナターシャ (2006)〜ソプラノ、ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための
4.　『チェーホフを待っているタクシーがいるが、彼はむしろ歩いてゆくだろう』 (2004)〜ピアノのための
5.　地のピアノ−空のピアノ『ルチアーノ・ベリオの追憶に』 (2003.5.28/2006.10.13)〜ピアノのための
6.　PSY (1996)〜フルート、チェロ、ツィンバロンのための
7.　カデンツァ (2008)〜フルート独奏のための

　アンサンブル・リネア
　マリオ・カローリ（フルート：2,6,7）
　アリソン・ベル（ソプラノ：2,3）
　ベンヤミン・コブラー（ピアノ：1,4,5）
　ミクローシュ・ルカーチ（ツィンバロン：6）
　ジャン＝フィリップ・ウルツ（指揮）

　録音時期：2009年10月
　録音方式：デジタル