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ISBN 10 : 442211638X
Content Description
経験豊かな分析家でも、防衛組織に取り込まれ、ナルシシスティックな対象関係の一部となり、困窮し、治療の行き詰まりを迎える。その局面をいかに乗り超えるか?―難治例(重症ナルシシズム、ボーダーライン、倒錯など)の進展を描きながら、“こころの変化”の理論&技法を総合ディスカッション―みずからの“生”が生きられるために。
目次 : 心的変化を支持すること―ベティ・ジョセフ/ コンテインメント、エナクトメント、コミュニケーション/ 誰が誰なのか?―病理的同一化についての覚書/ 分析と日常生活における自己満足/ 風景を定位すること―転移解釈のレベル/ ある殺人空想とそれがもたらしたもの/ 麻痺状態への耽溺―ナルシシスティックなフェティッシュの分析/ 学ぶことの理論を超えて/ 語ることで事態は生じる―臨床状況における患者の話すことの効用に関する理解への貢献/ フランケンシュタインとの投影同一化―心的限界に関する問い〔ほか〕
【著者紹介】
松木邦裕 : 1950年、佐賀県生まれ。1975年、熊本大学医学部卒業。1999年、精神分析個人開業。2009‐2012年、日本精神分析学会会長。2009‐2016年、京都大学大学院教育学研究科教授。日本精神分析協会正会員、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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