エティエンヌ・バリバール

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人種・国民・階級

エティエンヌ・バリバール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784902225877
ISBN 10 : 4902225875
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

民族紛争/移民排除/ヘイトスピーチ、異質な他者を排除する「共同体」としての国民的アイデンティティ。われわれは、この国民的アイデンティティを解体することができるのか?長らく絶版となっていた大村書店版の訳文を大幅に見直し、新たに解説を書き加えて待望の復刻!

目次 : 第1部 普遍的人種主義(「新人種主義」は存在するか?/ 資本主義のイデオロギー的緊張―普遍主義対人種主義・性差別主義/ 人種主義と国民主義)/ 第2部 歴史的国民(民族性の構築―人種主義、ナショナリズム、エスニシティ/ 国民形態―歴史とイデオロギー/ 資本主義世界経済における世帯構造と労働力の形成)/ 第3部 諸階級―両極化と重層的決定(資本主義世界経済における階級コンフリクト/ マルクスと歴史―実りのある思想と不毛の思想/ ブルジョワ(ジー)―その観念と現実/ 階級闘争から階級なき闘争へ?)/ 第4部 社会的コンフリクトの軸心移動(独立後ブラック・アフリカにおける社会的抗争―人種と身分集団の概念の再考/ 「階級の人種主義」/ 人種主義と危機)

【著者紹介】
エティエンヌ・バリバール : 1942年生まれのフランスの哲学者・政治学者。20代のはじめに構造主義的マルクス主義の中心的文献である『資本論を読む』をルイ・アルチュセールとの共著で発表して以来、世界的に著名であり、現在はパリ第10大学の教授として政治哲学、道徳哲学を担当している

イマニュエル・ウォーラーステイン : 1930年生まれのアメリカの社会学者・歴史学者。世界システム論の提唱者として世界的に著名。ニューヨーク州立大ビンガムトン校の社会学の教授(1976〜99)を務め、同大学のフェルナン・ブローデル記念研究所の所長(1999〜2005)として世界システム論研究を先導した。この間、国際社会学会会長(1994〜98)、フランス国立社会科学高等研究院理事などを歴任

若森章孝 : 名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了。関西大学教授

岡田光正 : 関西大学大学院経済学研究科博士課程修了。淡路島シャロームの会代表者、芦屋大学兼任講師

須田文明 : 京都大学大学院農学研究科博士課程修了。農林水産省農林水産政策研究所主任研究官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Rion

    国家を構成する国民、またそれを支える民族、人種などの概念は絶えず変化しており、そもそも国民国家自体が比較的歴史の浅いできごとである。本書に取り組む前に「想像の共同体」など、他のナショナリズムに関するテキストを読んでおいたほうが良い。歴史を「ブルジョアによる貴族化」ととらえた点が私にとって新しかった。ウォーラーステインのブルジョア考察が一番興味深かった。まだバリバールとウォーラーステインの論点、視点の違いが呑み込めない。後日また再読すべき本である。

  • Mealla0v0

    バリバールの方を。「新人種主義」という、それまで個人の行為の「性向」を説明していた「人種」という考え(=人種主義)に代わって、「文化(の差異)」を軸とするタイプの人種主義が新たに登場したのだと言う。露骨な人種の発想を否定しつつ、文化的差異を本質化することで、人種主義的な実践が行われているのだと。しかも、「人種」は国民化された概念であり、「国民」とは人種化された概念である。こうした考えの背景には、恐らくアイデンティティ・ポリティクスのアポリアという問題が控えているのだろう。この点は詳細に検討するべきだろう。

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