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ISBN 10 : 4788515709
Content Description
発達的な変化は、多くの要因が入れ子になった複雑なプロセスだ。その複雑性こそが、相互に関連した数々の原因の絡み合いを生み出す。ダイナミックシステムの原理が、生命体の形態から行動まで、すべてのレベルにおける個体発生を統合していることをデータに基づいて例証。認知と発達を同じ理論の言葉で理解し、実験をこれまでとは異なったしかたで計画し、古いデータを新鮮な観点から解釈する新しいパラダイムを提示した画期的な本、待望の完訳。
目次 : 第1部 発達の性質―ダイナミックなアプローチ(歩行学習からの教訓/ 認知発達の危機/ ダイナミックシステム―変化のパラダイムを求めて/ 発達のダイナミック原理―歩行学習再考)/ 第2部 変化のメカニズムを求めて(神経組織と発達のダイナミックス/ カテゴリーとダイナミックな知識/ 乳児における選択のダイナミックス)/ 第3部 知識のダイナミックスと起源(知識の文脈特異的な起源/ 行為からの知識―リーチングの学習における探索と選択/ 実時間、発達的時間、知るということ―A‐not‐Bエラーの説明/ 困難な問題―ダイナミックな認知に向かって)
【著者紹介】
エスター・テーレン : 1941年5月、ニューヨーク州ブルックリン生まれ。1964年にウィスコンシン大学より学士号(動物学)、1977年にミズーリ大学より博士号(生物科学)を受けた。同年ミズーリ大学心理学部の助教授、1985年にインディアナ大学心理学部(現在の心理脳科学部)の教授となった。The International Society of Infant StudiesおよびThe Society for Research in Child Development(SRCD)の会長を歴任。2004年12月、インディアナ州ブルーミントンにて死去、63歳
リンダ・スミス : 1973年にウィスコンシン大学より学士号(理学)、1977年にペンシルベニア大学より博士(学術)を受けた。同年インディア大学心理学部の助教授、1985年に同教授、2007年より同特別教授となる。2013年にCognitive Science SocietyよりRumelhart賞、2018年にAssociation for Psychological ScienceよりAPS William James Fellow賞を授与される
小島康次 : 北海道大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、札幌大学女子短大助教授、クラーク大学(米国)客員研究員を経て、北海学園大学経営学部教授(平成30年4月より札幌保健医療大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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