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ISBN 10 : 4000246569
Content Description
幼少期から抱き続けた作家への夢を、『薔薇の名前』によって実現したエーコにとって、物語を書くことと、学術的な理論書を著すことは、どのような関係にあったのか。二〇〇〇年以降、批評と創作の双方に軸足を置きながら、自らの集大成に向けて歩み始めたエーコが、文学についての思索をまとめ上げた一冊。
目次 : 文学の機能/ 「天国篇」読解/ 『共産党宣言』の文体について/ ヴァロワの霧/ ワイルド―逆説と警句/ ある学士芸術家の肖像/ ラ・マンチャとバベルのはざまで/ ボルヘスとわたしにおける影響の不安/ カンポレージについて―血、身体、生命/ 象徴について/ 文体について/ 雨のなかの鉄道信号機/ 形態の汚点/ 間テクスト的アイロニーと読みのさまざまなレヴェル/ 詩学とわたしたち/ 反アメリカ三世代のアメリカ神話/ 偽りの力/ どのように書くか
【著者紹介】
ウンベルト・エーコ : 1932年、北イタリアのアレッサンドリアに生まれる。中世美学、哲学、記号学、メディア論などの研究のほか、評論、翻訳、創作に幅広く活躍した世界的知識人として知られる。1980年に、中世修道院を舞台にした初めての小説『薔薇の名前』を発表、世界中で大ベストセラーとなる。2016年、ミラノで死去
和田忠彦 : 1952年生まれ。東京外国語大学名誉教授。専攻は、イタリア近現代文学、文化芸術論。著書のほか、多数の翻訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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