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ロ-マ法の歴史

ウルリッヒ・マンテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623052400
ISBN 10 : 4623052400
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ポケット版の分量ながら、ローマ人の古拙な儀式や訴訟を丁寧に説明し、彼らがそれらを維持しつつ、近代の法制度にまで影響を与えた法をいかに発展させていったかを鮮やかに描き出したローマ法の入門書。

【著者紹介】
田中実 : 1959年京都府生まれ。1982年関西学院大学法学部卒業。現在、南山大学法学部教授

瀧澤栄治 : 1954年新潟県生まれ。1979年東北大学法学部卒業。現在、神戸大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゲオルギオ・ハーン

    ローマ法の歴史についての本ですが、もう少し十二表法を中心とした古代ローマの法律を把握してから読むべきだったかと後悔。内容は興味深く、奴隷の所有を表明する際の握取行為についての説明やローマの国庫を潤した相続法については詳しく知ることが出来て勉強になりました。ローマ法についても詳しい本が他にあれば読んでみたいです。市民権の有無はあまり差にならなくなったのでカラカラ帝の全帝国民にローマ市民権を与えた政策の影響はほとんどない、としているけど本当にそう解釈していいのか少し疑問に思いました。

  • 34

    ルジャンドルは西洋の最初の、そしてもっとも重要な革命は12世紀の「解釈者革命」であったと言っている。それはローマ法の発見に端を発するものだった。それによるとローマ法は、西洋の、従ってわれわれの世界の礎を築くエクリチュールのひとつなのだ。本書はそのローマ法のエッセンスを概説したものだが、とくに、著者が「古拙」と呼ぶいまだ原始宗教的な意識をとどめた段階から、ローマ法の精神への連続的な移行を述べた前半が興味ぶかい。ローマ法の普遍性を知ることは、ある意味ではわれわれ自身の特殊性を知ることでもあるのかとおもった。

  • TMHR ODR

    ★×3。今まで読んできた古代ローマ史本で軽くしか触れられてこなかった法律、特に所有権、相続、家父長、婚姻、損害賠償といった民法上の経緯や特徴を例を挙げながら説明してくれている稀有な本。ただし、文章が法律臭すぎて難しい。とりあえずドイツでは19世紀末まで活きた法律だった、当然大日本帝国憲法や日本国憲法はこれを引き継いでいるということは間違いなし。

  • Saiid al-Halawi

    共和政期の十二表法成立前後に絞って実際的な法運用の転換を見ていくっていうような1冊。ようするに共同体としての「ローマ」が伸張・拡大し、次々と異民族をその社会内部に包摂していく過程にあって、十二表法成立によってルールの運用がどう変わったか、という。著者が「古拙」と呼び表すそれまでの各種法律群は、ちょっと部族法じみてる。

  • たかし

    ドイツ人の著者が執筆したものを、日本の法学者が翻訳したもの。現代ではこうなっている、とドイツ法の条文が引用されていたりもするが、日本の初学者としては困惑する。どうしても、日本とは大きく文化の異なるドイツ向けに書かれてるので読みづらい。訳も翻訳家ではなくて日本の法学者によるものなので、正確ではあろうが読みづらい。そんなわけで、書かれている内容は興味深いものの、ほとんど頭に入らないということになった。レベルが相当高い。本書を読む前にある程度の前提知識は必要かもしれない。

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