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アメリカ侵略全史 第2次大戦後の米軍・ciaによる軍事介入・政治工作・テロ・暗殺

ウィリアム・ブルム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861826894
ISBN 10 : 4861826896
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は、米国で「最も検閲を受けたジャーナリスト」と言われる著者ウィリアム・ブルムが、50年近くにわたって綿密に調べ上げた、米国による第2次大戦以降の侵略行為の包括的な歴史である。ここには、米国が「民主主義」の名のもとに、世界の“民主主義の希望”を、いかに残虐な方法で圧殺してきたかが、完膚なく明らかにされている。他に類のない書として、世界10カ国で翻訳刊行され、米国の真の姿を知るための基礎資料として、高い評価を得ている。

目次 : 新版への序文 アメリカは常に「敵」を求めている―共産主義者からジハーディストへ、そして…/ 序文 第二次大戦後、米国は世界の人々に何をしてきたのか?/ 中国 1945年〜1960年代―毛沢東は、パラノイアに冒されていただけなのか?/ イタリア(1)1947〜1948年―ハリウッド・スタイルの自由選挙/ ギリシャ(1)1947年〜1950年代初め―誕生した“民主主義国家”が、“雇われ国家”に変貌するまで/ フィリピン 1940年代〜1950年代―アメリカの最も古い植民地/ 朝鮮 1945〜1953年―事態は見えていたままのものだったのだろうか?/ アルバニア(1)1949〜1953年―由緒正しき英国人スパイ/ 東ヨーロッパ 1948〜1956年―「オペレーション・スプリンター・ファクター」/ ドイツ 1950年代―青少年の非行からテロリズムまで、何でもあり〔ほか〕

【著者紹介】
ウィリアム・ブルム : 1933年、ニューヨーク生まれ。米国政府の対外政策を、一貫して批判的に分析・報道しつづけているジャーナリスト。現在、ワシントンD.C.に在住。1960年代半ば、アメリカ国務省の外交担当部門に勤務。当初は反共派で、外交官を目指していたが、ベトナム戦争の真実を国務省内部の情報で知ったことにより幻滅し、1967年に辞職。辞職後、アメリカが行なっている戦争犯罪・国家犯罪を明らかにするために、ワシントン初の独立系の新聞『ワシントン・フリープレス』を創刊するが、FBIの圧力で廃刊に追い込まれる。1969年、秘密のベールに包まれていたCIAの内部を暴く告発書を刊行。200人以上のCIA工作員の名と住所を公開して波紋を呼ぶ。その後、米国やヨーロッパ、南米などで、フリー・ジャーナリストとして活動し、1972〜73年には、チリに滞在し、アジェンデ政権の「社会主義の実験」と、CIAが計画した軍事クーデターによるその崩壊を、現地からリポートしつづけ世界に真実を訴えた。1970年代半ばには、元CIA職員フィリップ・アジェとともに、ロンドンで、CIAの職員・エージェントとその犯罪を暴露するプロジェクトを立ち上げ、その謀略や暗殺計画を明らかにしていった。1980年代後半には、映画監督オリバー・ストーンとともに、米国外交の真実についてのドキュメンタリー映画の製作に乗り出した。1998年に発表した、米国がイラクの生物兵器・化学兵器のための原料を提供していたという記事は、米国で「最も検閲を受けた事実」として、米国のメディア団体「プロジェクト検閲」から「模範的ジャーナリスト賞」を授与された。現在は、ふたたびワシントンに住み、書籍や記事の執筆活動を行なっている

益岡賢 : 翻訳家。1990年から東ティモールの連帯運動に参加

大矢健 : 明治大学理工学部准教授。専攻:アメリカ文学

いけだよしこ : 著述・翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    戦後アメリカは、「国際共産主義の陰謀」を過度に強調し、軍産諜報複合体の予算を膨らませ、世界中の国々に介入してきた。本書でその全貌が明らかになる。その国の指導者や団体がどれだけ卑劣であってもアメリカにとって都合が良ければ援助を惜しまない。特に資金面で介入する全米民主主義基金(NED)のニカラグアやハイチでの活動は興味深い。昨今も香港の民主派グループにNEDが資金援助をしていると中国が主張している。◇しかしアメリカはこれだけの事をやりながらも、中国の台頭を許してきた歴史を見ると、アイロニーを感じざるを得ない。

  • 犬養三千代

    副題「第2次大戦後の米軍·CIAによる軍事介入·政治工作·テロ·暗殺」 666ページに「道徳という因子をけっして求めないように」とある。 道徳どころか民主主義をも求めてはいけないようだ。特にアフリカ、中南米などではね。 当然日本も例外ではない。 「スイス諜報網の日米終戦工作」予約しよう!

  • 田中峰和

    第二次大戦後のアメリカが、民主主義の仮面をかぶり、世界で何をやってきたのかが徹底的に暴かれる。二段組み、700頁以上、取り上げられた国は40以上、興味のある国や地域を読むだけでも知的満足はえられる。民主主義を錦の御旗に掲げているが、米国が嫌いなのは、左翼や共産党政権。正義感から介入するわけではなく、軍事独裁政権でも左翼を弾圧すれば、裏から手を回して手助けもしている。ベトナム戦争はあまりにも有名だが、インドネシアでもスハルトによる50万〜100万人の虐殺に加担した。アメリカの侵略と無関係の大陸は存在しない。

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