ウィリアム・ノードハウス

Individuals/organizations Page

Books

2050年からの警告 経済学から見た気候変動の危険度と不確実性

ウィリアム・ノードハウス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784822250768
ISBN 10 : 4822250768
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

さらなる経済成長と地球温暖化の防止は両立できる。米国経済学の権威W.ノードハウスによる進まない温暖化対策への緊急提言。

目次 : 第1部 気候変動の起源(気候カジノへの入り口/ 二つの湖のエピソード ほか)/ 第2部 気候変動による人間システムなどへの影響(気候変動から影響まで/ 農業の行く末 ほか)/ 第3部 気候変動の抑制―アプローチとコスト(気候変動への対応―適応策と気候工学/ 排出削減による気候変動の抑制―緩和策 ほか)/ 第4部 気候変動の抑制―政策と制度(気候政策の変遷/ 気候政策と費用便益分析 ほか)/ 第5部 気候変動の政治学(気候科学とそれに対する批判/ 気候変動をめぐる世論 ほか)

【著者紹介】
ウィリアム・ノードハウス : イェール大学経済学部教授。30年以上にわたり、地球温暖化の分野で幅広い研究と執筆活動をおこなっている。カーター大統領のもとで大統領経済諮問委員会メンバーを務めたほか、イェール大学学長、アメリカ経済学会会長などを歴任。2012年ボストン連邦準備銀行議長に就任。全米科学アカデミーにおける気候変動や環境会計などの委員会メンバー。計量経済学会、アメリカ芸術科学アカデミーのフェロー。トムソン・ロイター引用栄誉賞など経済学の数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    かなり問題提起の本であるということはわかります。題名が少し、という気はするのですが内容は全うなもので、気候変動がどのような原因で生まれてきたのか、その人間環境への影響、それを抑制するためのコスト、政策・制度、政治的な問題という大きな5つの枠組みから説明しています。最近はメガバンクでもファイナンスが気候変動に与えるリスクなどを発表し始めていて今後この分野はさらに大きなものとなっていくのでしょう。

  • Koichiro Minematsu

    内容が濃いので、図書館で借りた。地球温暖化の原因は温室効果ガスのCO2、では現状を分かっているのか。もう地球システムの臨界点に向かっている。では、緩和策は炭素税という考え。全世界で取り組むのか、限定的な方が効果的か。ナショナリズムのジレンマがある。しかし、問題解決のスタートは、「無知」「無関心」への自覚のようだ。やはり、本著は買っておこう。

  • DEE

    自然からではなく経済からみた温暖化問題。サイコロを振る、あるいはルールットを回す。結果は誰にも分からない。気候の問題はそれと同じで、何か行動するまでは何も分からず、分かったときには手遅れなのかもしれない。 著者は経済を停滞させる対策は取るべきではないと語る。主張するのは二酸化炭素の排出にペナルティを課し、痛みに耐えつつ目標を守ろうしている国へのただ乗りを許すことなく高所得国は速やかに、低所得国は段階的に、全世界が取り組むこと。 難しい本だけど、未来を望むのであれば避けては通れない問題。

  • Francis

    サミュエルソン「経済学」の共著者としても知られる著名な経済学者の著書。二酸化炭素の増加による地球温暖化をどう解決すべきか、経済学の視点から考察。炭素税、キャップ・アンド・トレードによる二酸化炭素排出量の規制を主張し、所謂温暖化懐疑論についても、たばこ規制を例に、懐疑論は下火になり二酸化炭素の規制も進むであろうとの見通しを述べる。この本を読んでやはり経済学はとても素晴らしい学問なのだ、と経済学部出身者としてうれしくなった。

  • jackbdc

    地球温暖化問題に対する個人的な立場は不可知論であり、対策推進派・懐疑派に拘りなく是々非々で納得ある言説に触れたいという思いがある。著者は対策推進派だが中立性を意識して現状分析を行い対処方法を提案する。類書と比較すると幅広い視点で網羅的に論じているが私の疑問に答を与えてくれるものではなかった。個人的にはCO2抑制に通じる(節約的な)価値観には共感する。一方で他人への強制が倫理的に許されるのか確信が持てない。実効面でも統制が可能だと思えない。中途半端な介入は欺瞞的。政治経済競争に悪用される危険性が高いのでは?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items