ウィリアム・ジェームズ・デュラント

Individuals/organizations Page

Books

歴史の大局を見渡す 人類の遺産の創造とその記録 フェニックスシリーズ

ウィリアム・ジェームズ・デュラント

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784775941652
ISBN 10 : 4775941658
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan

Content Description

人間の性質、国家の行動について考えるうえで有用と思われる出来事や論評を13のエッセイにまとめた。新事実を知るのではなく、人類の過去の体験を概観して欲しい。

目次 : ためらい/ 歴史と地球/ 生物学と歴史/ 人種と歴史/ 人の性質と歴史/ モラルと歴史/ 宗教と歴史/ 経済学と歴史/ 社会主義と歴史/ 政治と歴史/ 歴史と戦争/ 発展と衰退/ 進歩は本物か

【著者紹介】
ウィル・デュラント : ウィリアム・ジェームズ・デュラント(1885‐1981)。米国人歴史学者・哲学者。1935年から1975年にかけて刊行された11巻にわたる超大作“The Story of Civilization”(文明の物語)によって哲学・歴史の著述家として世界的な評価を得た。1968年、同シリーズの10巻がピューリッツァー賞の一般ノンフィクション部門を受賞。1977年には、米国政府から市民に与えられる最高の栄誉の1つ、大統領自由勲章をフォード大統領から贈られた

アリエル・デュラント : アリエル・デュラント(1898‐1981)。米国人歴史学者・哲学者。1935年から1975年にかけて刊行された11巻にわたる超大作“The Story of Civilization”(文明の物語)によって哲学・歴史の著述家として世界的な評価を得た。1968年、同シリーズの10巻がピューリッツァー賞の一般ノンフィクション部門を受賞。1977年には、米国政府から市民に与えられる最高の栄誉の1つ、大統領自由勲章をフォード大統領から贈られた

小巻靖子 : 大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)英語科卒業。都市銀行調査部勤務。退職後、米国コネティカット州での生活を経て、翻訳の仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 秋良

    歴史家で哲学者のデュラント夫妻による、歴史に関する著書のポイントを簡潔にまとめた一冊。資本主義経済において高所得者に富と権力は集中するが、不満をもって集まった低所得者の力はそれに匹敵する。のちに富は暴力的(革命)または平和的(政府の介入)に再分配されるが、補助が増えると経済力は弱くなる。自由と平等は並び立たない。歴史の流れでなく、人間と歴史の性質について論ずる良書。今の日本と違って人口増加に頭を痛めているところが興味深い。そして人口問題は教育が普及することで解決すると述べている。当たっている。

  • hide

    『記憶が連続していれば人の正気が保たれるように、集団の正気は伝統が受け継がれることで保たれる。個人でも集団でも、その鎖が途切れると神経症的な常軌を逸した反応が起きる。』/ピュリツァー賞受賞の歴史家が長年書き続けた自著を短くまとめたエッセイ集で、サクサク読めた。冒頭引用から分かるように著者の思想は保守的なもので、様々な文明が生存競争した結果これまでの歴史が形作られたというストーリが色濃い。著者の主張の論拠として歴史用語がほぼ説明なしに連続するため、上級者向けかも。

  • yc

    序盤はいけるかと思いましたがやはり評価通り世界史を少しはやってないと難しいですね。それでも気に入ったのは2章と7章でした。経済力が平均以下の者だけが平等を求め、自分の優れた能力に気づいている者は自由を求める(2章より)。短いものの骨太な1冊だと感じます。

  • kumokumot

    現代の問題もとっくの昔に何度となく繰り返されてきた問題であること、そしてそれらがそのときどきで解決された(あるいは解決に向けて少しは進んだ)ことで現代があるのだなーと実感した。何度も貧富の差が拡大して何度も共産主義に挑戦し、何度も腐敗していく国家。大局から眺めると、人間って面白いな、という感じ。

  • かわかみ

    今年の読み納め(?)。一種の歴史哲学の書だが、歴史を何か指導的な理念に導かれるものだとか、質的に進歩あるいは量的に発展するものだとかは考えていない。浩瀚な知識を背景に、冷徹なリアリズムにもとづいて人間社会の試行錯誤を循環論的に捉えている。むしろ、歴史を通じて人間性を洞察している。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items