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1945, 鉄原 Ya! Stand Up

イ ヒョン (小説家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877144760
ISBN 10 : 4877144765
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1945年8月15日、日本の支配からの解放の日、朝鮮半島で人びとはなにを夢見ただろうか―。朝鮮半島のほぼ中央に位置する街・鉄原。解放直後の混乱のなか、不穏な事件が次々と起こり、街に動揺がひろがる。そんななか、事件の真相を探るために3人の若者が38度線を越えて京城(現ソウル)へと向かうが…。大地主のぼっちゃんながら身分のへだてのない世界を夢見る基秀、父親を殺した地主の家で小間使いをしてきた敬愛、何としても京城へ行って自分を取りもどそうとする両班家の娘・恩恵、奴婢出身の越境屋・斎英など、個性豊かな若者たちがそれぞれの夢を追って動きはじめる。韓国の実力派作家によるYA小説の傑作!

【著者紹介】
イヒョン : 以玄。1970年、韓国・釜山市生まれ。ソウル在住。2004年第10回全泰壱文学賞小説部門受賞を機に作家活動を始める。2006年童話「ジャージャー麺がのびちゃうよ!」で第13回チャンビ(創批)「すぐれた子どもの本」原稿公募大賞、2012年童話『ロボットの星』(SF)で第2回昌原児童文学賞を受賞

梁玉順 : 1945年、大阪市生まれ。在日コリアン2世。オリニほんやく会会員。1968年法政大学社会学部卒業。日本企業への就職をへて、フリーの編集者、翻訳者。96年ソウルの延世大学語学堂で学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    日本が負けた日から始まる。日本にとって忘れられない日は朝鮮にとっても忘れられない日だった。そのはずなのに、アメリカと中国・ソ連の代理戦争の場にされてしまう悲しき半島。登場人物それぞれの立ち位置がくっきりとわかれていていい。

  • Red-sky

    YA小説とたかを括って読んでいたが、日本統治からの解放後、38度線付近の混乱、政治に翻弄される人々、家族の分断、悲惨な現状があったとはと考えさせられた。軍事境界線がひかれるまでもそうとうの悲劇があったのではないかとこの物語の後も考えると辛い。 追記:Amazonを見ていたら「あの夏のソウル」という続編があることがわかったのでそちらも読もうと思う。

  • コウみん

    植民時代が終わり、朝鮮半島は冷戦により38線の二つになった。 あの時の鉄原は北朝鮮の社会主義的になっていた。 時代別にストーリーが進行し、まるで「土地」みたいな感じだった。 夢が違う若者たちの話で二つの国になった朝鮮半島の気持ちを見せている。

  • ミネチュ

    タイトルは「1945年の鉄原」という意味。鉄原とは、韓国江原道の鉄原。実際は1945年〜1947年の鉄原が舞台。 鉄原は現在は大韓民国ですが、38度線よりやや北にありますので、1945年の光復/開放直後には「北」に属していました。 その「北」の街でどのように共産化していったのか、どんな反発があったのか、庶民はどう思ったのか、地主はどうしたのかなどが描かれています。 「1945年の鉄原」ということで期待して読んだのですが、その期待に十分応えてくれる小説でした。

  • なおこっか

    鉄原は南北朝鮮国境の町。1945年8月15日、北朝鮮側になった鉄原を舞台にした少年少女の1年半。その後の歴史を知る者からすれば、育った土地しか知らない少年少女の選択は、はらはらさせられ通しだが、恐らく実際当時は情報も無い中で己の最善を選びとろうとした人が沢山いたのだろう。終戦時点でどこに居たかにより最善がすれ違い、体制への批判なく対立が生じてゆく様は、想像でしかないが納得するものがある。予定調和的でないラストも重いし、この後1950年の鉄原を思うと更に気が沈む。ページごとに人物名にルビあるのが親切。

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