イーライ・クレイナー

Individuals/organizations Page

Books

傷を抱えて闇を走れ ハヤカワ・ミステリ

イーライ・クレイナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150019983
ISBN 10 : 4150019983
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

母親と幼い弟、義父と暮らすビリーは、アメフトの天才選手として活躍をしていた。ある日、ビリーは義父と喧嘩をし、彼を殴り飛ばしてしまう。翌日、家に戻ったビリーが見つけたのは義父の死体だった。一方、新任コーチのトレントは、ビリーが義父を殴り飛ばす瞬間を見ていた。彼が殺人犯となればチームはリーグ優勝できない。トレントはビリーを匿うことを決意するが、警察は事件の犯人がビリーであることを疑っていた…。差別、貧困、暴力、犯罪といった、社会の暗い側面を鋭く描くMWA賞最優秀新人賞受賞作。

【著者紹介】
イーライ・クレイナー : アメリカ、アーカンソー州在住の作家。プロのアメリカンフットボールプレイヤーとして活躍したのち、高校のアメフトのコーチを務める。2022年に本書『傷を抱えて闇を走れ』でThe Peter Lovesey First Crime Novel Contestを受賞し作家デビューし、2023年には同作でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を受賞した

唐木田みゆき : 上智大学文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 重く暗い内容でした。南部ノワールというジャンルらしい。閉塞的な世界で生きるドラマ。

  • ちえ

    23年МWA最優秀新人賞受賞作。解説によるとアメリカでは今、差別、貧困、暴力といった社会の暗い面に目を向けた南部ノワールというジャンルが流行っているそうだ。自身も貧困と暴力からアメフトと信仰で救われたと信じるアメフトコーチが、高校の有望なアメフト選手である主人公を悲惨な環境から救おうとする話しなのだが、救いのない最後には泥沼に引き込まれるよう。作者自身がアメフト選手からコーチを務めるとのこと。

  • まぶぜたろう

    ダメな人しか出てこない、ミステリとしての体裁が整ってない、キリスト教ネタが唐突、お前は金八先生か、などお話自体はつまらない。しかしそれがどうでも良くなる。一章一章が一つの短編のようで、ホークス的なシーン主義とでもいうか、なぜか読ませる。情景描写を排し感情のみを綴る切れ切れの文章にも慣れる、いや、結構いいんじゃんと思い始める。やがて短編は一つにまとまり、しょーもない真相が明かされ、それはひたすらにしょーもないのだが、なぜかやけにサスペンスフルで盛り上がる。決して傑作ではない。でも素晴らしい。(◯◯○●●●)

  • みみぽん

    23年NWA最優秀新人賞受賞作。とにかく全編が灰色の空気と低音ラップ音に覆われているかのように暗い。ビリーは喧嘩っ早い気質を持つ貧困層のアメフト選手。義理父への鬱憤、一握りの夢、裏切りと血なま臭さがゆらゆらと綴られていく。アメリカン・ドリームの華々しさとは裏腹に学生である彼らへの人種差別、貧困、暴力はいまも憎々しいほど日常に潜んでいる。ビリーと同じ辛い幼少期を過ごしたコーチであるトレントだけがキリスト教に基ずく慈愛を見せるのもアメリカ的。ただー著者が新人だからか文体もたどたどしく個人的にはいまひとつでした

  • Satoshi

    ミステリーではなく、アメフトの才能がある少年と彼を救おうとするコーチのすれ違いの物語。才能があろうとも差別的で閉塞感のある田舎町では浮上は難しい。誰も英雄的な行動ができない中、主人公ビリーとコーチの娘との交流やビリーが老人と海を読んでいく姿は希望となったが、ラストで打ちのめされる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items