イーデン・フィルポッツ

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だれがコマドリを殺したのか? 創元推理文庫

イーデン・フィルポッツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488111052
ISBN 10 : 448811105X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

名作『赤毛のレドメイン家』のフィルポッツの代表作と称されるも、長らく入手困難だった逸品が新訳で復活! ヴァン・ダインが激賞した逸品の構成の妙技と大トリックの快感。

【著者紹介】
イーデン・フィルポッツ : 1862年インド生まれ。イギリス本国で教育をうけ、事務員などを経て文筆の道に入る。数多くの推理小説、田園小説、戯曲、詩作を発表。わけても『赤毛のレドメイン家』は、江戸川乱歩がその読書体験を「万華鏡」に譬えて絶賛し、探偵小説ベスト10の第1位に選ばれたことで名高い傑作である。1960年没

武藤崇恵 : 成蹊大学文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    幻の名作は実際のところ眉唾物であることが多い。名作ならば版を重ね、現代にまで読み継がれているからだ。さほど期待せずに読んだがこれが意外と、いや実に面白かった。いやはや読み始めと読み終わりの抱く印象がこれほどガラリと変わる作品も珍しい。男女の愛憎劇にとんでもないサプライズまで仕掛けられている本書が50年以上も絶版だったのは何とも不思議だ。正直高を括っていたが、今でも本書に描かれる男女の機微、運命の皮肉、そして最後に感じられる女性の恐ろしさは現代でも十分読ませる。今こうやって新訳で読める事を改めて嬉しく思う。

  • ゆのん

    容姿端麗の医師・ノートンは前途の成功を投げ打ってまで一目惚れした『コマドリ』という渾名のダイアナと結婚するのだが…。Who done itものは自分なりに推理しながら読むのだが、今回も真相に辿りつけず…。良い所までいったんだけどと言い訳しつつ読了。作者は近所に住んでいたアガサ・ミラーを作家となるよう後押しし、文章の手ほどきをした事で有名。私の尊敬するアガサ・クリスティの誕生に関わった人物である。私の中ではそれだけで一読の価値のある作家である。275

  • つねじろう

    コマドリという名のあまりに可愛らしいイメージとそれを殺しちゃうというマザーグースらしいブラックさが滲み出てる。最初は能天気な若者の医師のノートンとコマドリことダイアナの一目惚れラブロマンスがキラキラ&情熱的に進んでいくが、どことなくちらちらとブラックさが顔を覗かせ始め、え〜このまま進むとマズいんじゃないのノートンって声かけようと思ってたらある出来事から一転してズブズブとダークサイドに転がりだす。転がりだすとキャー!そこまで行っちゃうのと言う怖い怖いお話し。絶対美人を怒らせてはいけないという注意喚起本です。

  • セウテス

    〔再読〕新訳で発売されたので、70年代以来の再読です。素晴らしいです。恋愛文学としてのミステリーであり、現在に到るまでのこのトリックの始まりの作品なのですが、非常に読みやすいです。タイトルのコマドリとはヒロインのダイアナの愛称であり、よってダイアナ殺人事件が起こる事は、最初から知らされているのです。ですから、読者は「誰が」に向かう前に「いつ」殺されるのか、恋愛模様や何気ない生活の中に伏線は無いのか、見落しはしないぞと読む事になるのです。そして事件が起こってからは、息つく暇も無くクライマックスへ運ばれます。

  • 星落秋風五丈原

    「赤毛のレドメイン家」に続いて女性に一目ぼれをする男性が登場したが、どうやら作者は一目ぼれで結ばれる恋愛を認めていないようだ。主役たるノートンが、共感を得られるヒーローになっていない。ダイアナを好きになったのであれば、彼女の返事がどうであってもネリーや伯父にきっぱりと自分の気持ちを打ち明けるべきであった。また、結婚すると決めてからのダイアナや伯父に対する態度も同様。二人の行く先がどこへ行くのか見えてしまう。「なんだかイヤだなこの二人…」と思いながら先を読むのは結構辛かった。

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