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シェーンベルク書簡集 世紀末ウィーンの一断面 一八九一年-一九〇七年五月

イーサン・ハイモ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276131538
ISBN 10 : 4276131537
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

作曲家アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)が1891年から1907年5月までに文通した、300もの手紙を英訳した書簡集の日本語版。
新ウィーン楽派を形成し、表現主義、無調、十二音技法を牽引、今もなお現代音楽やポップカルチャーに影響を与えつづける音楽史上最大の風雲児の素顔とは――
本書には、アルマ・マーラーやグスタフ・マーラー、リヒャルト・シュトラウス、ツェムリンスキー、ブゾーニ、ベルク、ウェーベルン、作家カール・クラウスをはじめ世紀末ウィーンの大芸術家との手紙を多数収録。またシェーンベルクの初期作品《浄夜》や《グレの歌》、《ペレアスとメリザンド》、弦楽四重奏曲第1番、さらにツェムリンスキー《人魚姫》の作曲背景を知ることができる。楽譜商との応酬、赤裸々な恋愛模様、当時の衣食住についての記述も興味深い。
シェーンベルク研究者の執念、ここに結実。19世紀末から20世紀初頭にかけての、ウィーン楽壇の動向が鮮やかに浮かび上がる。

【著者紹介】
イーサン・ハイモ : バル=イラン大学教授

ザビーン・ファイスト : アリゾナ州立大学教授。主な論文に、Der Begriff“Improvisation”in der neuen Musik(1997)、Schoenberg’s New World:The American Years(2011)などがある。後者はアメリカ音楽学会ローウェンス賞を受賞

佐野旭司 : 青山学院大学文学部卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程および博士後期課程修了。博士(音楽学)。東京藝術大学音楽学部教育研究助手、同非常勤講師を務めたのち、オーストリア学術交流局(OeAD)ポストドクター研究員として約2年間ウィーンに滞在。主な研究領域は世紀転換期ウィーンの音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 松本直哉

    マーラーへの心酔、R.シュトラウスの厚情への感謝、金銭的不如意、従姉妹との親愛のやり取り、弦楽六重奏曲『浄夜』をめぐる友人たちの熱狂、停頓する『グレの歌』の作曲への励まし。気難しく頑固なおじさんと思っていた作曲家の、実は血も涙もあるさまざまな側面が垣間見られて、興味はつきない。作曲家がしだいに晦渋に複雑になるにつれて変化する周囲の当惑の視線のなかで、アルマ・マーラーの『グレの歌』への手放しの賛辞が目を引く。送信分だけでなく受信分も、また無名の親戚や友人も登場、活潑で豊饒な世紀末ウィーンの楽壇の一断面。

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