Books

脱コルセット 到来した想像

イ・ミンギョン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907053536
ISBN 10 : 4907053533
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ルックス至上主義、規範的女性性に抵抗する脱コルセット運動。韓国の若い女性たちが化粧品を捨て、髪を短くした写真をSNSにアップ、急速に広まった。女性らしさを「電撃的に打ち切る」強いアプローチを取った背景とは。『私たちにはことばが必要だ』イ・ミンギョンが「脱コル」実践者たちと対話し、読解を試みた渾身の1冊。

目次 : 観念から感覚へ/ 女から人へ/ する自由からしない自由へ/ 努力から忘却へ/ 美しさから痛みへ/ 平面的な自我イメージから立体的な自分へ/ 美の観点から機能の観点へ/ 男性の他者から、女性として同一視された女性へ/ 画一的な日課から多様な日常へ/ 順応から違反へ/ 分裂から統合へ/ 今、ここから、別の世界へ/ 死から生へ/ さあ、次の世代へ

【著者紹介】
イ・ミンギョン : 延世大学校仏語仏文学科、社会学科を卒業後、韓国外国語大学校通訳翻訳大学院韓仏科で国際会議通訳専攻修士学位を取得、ENSパリ・サクレー校博士課程在籍中。フェミニストのためのことばを物し、訳す活動を行う

生田美保 : 2003年より韓国に暮らし、会社勤めと子育てのかたわら翻訳に携わる

オ・ヨンア : 呉永雅。在日コリアン3世。2003年より韓国在住

小山内園子 : 東北大学教育学部卒業。社会福祉士

木下美絵 : ソウル大学国際大学院韓国学専攻修了。韓国旅行情報サイト記者、在韓日系団体職員を経て、現在は日韓書籍の版権仲介を行う「ナムアレ・エージェンシー」代表。韓国・京畿道在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ネギっ子gen

    【韓国の若い女性たちが、女性らしさを「電撃的に打ち切った」背景とは】ルックス至上主義や規範的女性性に抵抗する脱コルセット運動。“女性が女性だという理由で、人生の何一つも、諦めないことを願う”著者が、実践者たちと対話し読み解く書。<女性たちが自分自身を救い出したことについても、また、別な誰かを救うのを喜んで時間と経験を差し出しつつ、仮名ではなく実名で掲載してほしいということばに込められた矜持と連帯意識に対しても、敬意を伝えたい。社会的な動きにまでつながった粘り強さや生への意志は、本当にすばらしかった>と。⇒

  • ののまる

    韓国の若い女性への美(社会が押しつける美の基準や女性としてのあり方)はすさまじいなあ。日本の比ではない。大阪の厚化粧&ヒョウ柄のおばちゃんは、ある意味、脱コルセットなんだろうか?とか思ったり。

  • TNdler

    『美とミソジニー』が脱コルセットの理論編だとすれば『脱コルセット:到来した想像』は実践者の体験インタビュー集で、実生活で実践するうえでの葛藤や脱コルセットに至るまでの各々の背景などが語られていたのでとても参考になった。この本を先に読み始めたときはいまいちピンとこなかったので『美とミソジニー』を先に読んでおいた方がより深く実践者の動機を理解できると思う。韓国と日本とでは、文化的背景が違う部分がありつつも、「着飾り」に対する圧力が似ているところがあるので参考にできる部分も多くありそう。

  • 葉桜

    普段何気なくする身体の手入れやヘアメイク=着飾り労働だと捉える視線、男性はしなくていいことを女性は誰になぜ強いられるのかという視点は興味深い。ひっかかったのは、わたしたちが生きやすい世の中は、わたしたちが女性という性別を捨てることなのだろうかという疑問。ツーブロックにし着飾り労働を捨て去り男性的な、楽な服を着用すれば、それが脱コルセットという運動になりかつ価値観をかえ、苦しみから開放されるというわけではないだろうと思う。ルッキズムや押し付けられる価値観からの解放でありながらまた別の価値観への平伏にも思える

  • no6

    フェミニズムの軽い飲み会に参加したことがあるのだけれども非常に落ち着かない気持ちだった。というのも私は中高女子校(しかも進学校)だったせいもあり「女のくせに」という目にほとんど遭うことなく生きてきたからだと思う。大きな一撃よりも小さなことの積み重ねのほうがじわじわとダメージを受けるのだ、きっと。本書を読むと韓国のルッキズムは聞きしに勝るものだと驚くが、だからといってなぜ自分の好きな格好をするのではダメなのか、脱コルでは髪をツーブロックにしてメンズ服を着なければならないのか、(コメントに続く)

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items