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ブルムカの日記 コルチャック先生と12人の子どもたち

イヴォナ・フミエレフスカ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883442195
ISBN 10 : 4883442195
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ワルシャワ市クロフマルナ通り92番地、孤児院“ドム・シェロト”。かつて、ここにはドクトル先生と呼ばれたコルチャック先生、ステファ先生、そして200人の子どもたちが暮らしていました。200人の子どもたちの中には、この本の主人公であるブルムカをはじめ、銀色の魚の命を救ったジグムシ、まるで真っ暗な夜に明かりを灯すように上手にお話をしたレギンカ、自分の耳の中でえんどう豆を育てたポーラ、アリをいじめて“子ども裁判”にかけられたハイメク、ほうろうのおまるで石炭運びをした毛布ちゃんがいました。そしてネズミも住んでいて、いつも用意してもらった餌を食べていました。そんなこと全部をブルムカは日記に書きました。なんて書いていいのか言葉がみつからないときには、絵をかきました。でも、ある日、戦争が始まってしまいました…著者は、言葉と絵の中で事実とフィクションを結びつけることによって、その子どもたちに生き生きとした表情を与えています。

【著者紹介】
イヴォナ・フミェレフスカ : グラフィック・アーティスト。最も力を注いでいるのが、独学で習得した、自作絵本の創作。母国ポーランドで出版された本は少なく、その全てが、ドイツと韓国で出版されたものを、改めてポーランドで出版したものである。『ブルムカの日記』はドイツのギンペル出版が発行した作品。既に多くの賞を受賞し、なかでも重要な賞は、ミュンヘンの国際児童図書館より与えられたホワイト・レイブンス賞、そして、ドイツ児童文学賞へのノミネートである。主な受賞歴は「金のりんご賞」(2007年ブラティスラヴァ世界絵本原画展)、「ラガッツィ賞」(2011年ボローニャ国際絵本原画展・ノンフィクション部門)

田村和子 : 札幌市生まれ。1979年より一年間、夫と子どもとともにポーランドのクラクフ市で生活。帰国後、東京でポーランド語を学ぶ。その後、東京外国語大学とクラクフ教育大学の研究生としてポーランドの児童文学を研究。現在、ポーランドの主に若者向けの小説を翻訳している。岩手県金ヶ崎町在住

松方路子 : 東京に生まれる。大学卒業後、ポーランド、クラクフのヤギェウォ大学へ留学。マギステル取得卒業後帰国。長野県内の美術館に勤務し現在にいたる。『ブルムカの日記―コルチャック先生と12人の子どもたち』が初めての(共)訳書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    ノンフィクション絵本。コルチャック先生の[ドム・シェロト]孤児院の12人の子供たちを紹介。魚を川にかえしたジグムシ、病気でおさげを切ったレギンカ、毛布ちゃん、家具職人のアブラメク、最初は荒れていたハンナ、裁縫が上手な泣き虫アーロン、耳で豆を育てたポーラ、乱暴者のシーメク、足の悪いスタシェクは親切コンクールで一等賞、運動が得意なリフカ、子供裁判にかけられたのはリフカの弟ハイメク、日記を書いたブルムカは教師になりたい。先生は「子どもには、ありのままでいる権利、尊敬される権利がある」と言う。

  • Nobuko Hashimoto

    先日、ポーランド料理を供されるブックカフェMax1921bookcafeさんに約束の時間より少し早く着いて待っているときに見つけた絵本。コルチャック先生はポーランドで知らぬ人はいない教育者、作家。コルチャック先生の運営する孤児院は、子どもの権利と主体性を尊重した。先生を救出しようとする動きは何度もあったが、最後まで子どもたちと共にあった😢 約束の相手が着く前にと急いで読んだので、またあらためて読もう。 

  • mntmt

    ワルシャワに”ドム・シェロト”という孤児院があったということ。そこに、200人の子どもたちが暮らしていたということ。そして、コルチャック先生…こんな素晴らしい教師がいたこと。今日、この絵本から知ることが出来た。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    4年生ブックトーク授業 芽ぶっくのおすすめ本 最低2冊は読む宿題をだしたので、絵本中心に選書しました。(長いおはなしはちょっと…な子が多いので) コルチャック先生の孤児の家にいたブルムカという女の子に日記。自分も入れて12人の子どもたちのことを描いている。孤児の家(ドム・シェロト)には200人以上の子どもたちがいた。

  • Lesen

    戦争で強制収容所に行くまでの孤児院の生活、日常。そして、コルチャック先生の教え、愛情。色々な個性的な子を一人一人受け止め、真摯に接している様子が良く分かる絵本。コルチャック先生の教えは子育てにも通じるものがあります。親の私の方が気付かされる事の多かった絵本。そして、特に「子供には、ありのままでいる権利、尊敬される権利がある」という言葉が特に印象に残りました。この後の出来事を思うと複雑な気持ちになります。そして、解説も良かったです。

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