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ISBN 10 : 4915730972
Content Description
ロシア社会思想史は、インテリゲンツィヤによる人格と人間の解放運動史である。彼らの行く手を阻むのは、無個性、平板さ、狭さを誇るこの世にはびこる小市民主義である。ラヂーシェフ、デカブリストから、西欧主義とスラヴ主義を総合してロシア社会主義=ナロード主義を創始したゲルツェンを経て、革命的民主主義者チェルヌイシェフスキーへと「最終目的である人間」の旗が受け継がれていく。ロシア思想史研究の古典。
目次 : 一九世紀の扉を前にして/ センチメンタリズムとロマンチシズム/ デカブリスト/ プーシキンとレールモントフ/ 官製小市民主義時代/ ゴーゴリ/ ゴンチャローフ/ 余計者/ 三〇年代/ ベリンスキー/ 西欧主義者とスラヴ主義者/ ゲルツェン/ 六〇年代/ チェルヌイシエフスキー/ ピーサレフ/ ニヒリズム
【著者紹介】
佐野努 : 1937年東京都生まれ、1993年没。早稲田大学大学院露文科博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。ロシア・ソヴィエト文学、ロシア思想史専攻
佐野洋子 : 1973年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻修士課程修了、博士課程満期退学。慶應義塾大学他非常勤講師。ロシア口承文芸、19世紀ロシア文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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