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ISBN 10 : 4041109434
Content Description
2018年6月9日、走行中の東海道新幹線の車内で男女3人が襲われ、2名が重軽傷、男性が死亡した。「刑務所に入りたい」という動機だったため、一審で無期懲役となった際に小島一朗は法廷で万歳三唱をした。控訴せず20年1月に刑が確定。小島は刑務所内で生存権を主張し続けている。2008年以降の無差別殺人事件の犯人は前科前歴なし、両親は揃っており、貧困家庭でもなく友人関係に問題もない、「普通」の者が多い。だが、「死刑になるため」「刑務所に入るため」と彼らは犯行に及ぶ。約3年にわたる取材で理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕の事件ルポ!
目次 : 鞘―刑務所に入る夢を叶えた男/ 心―写真家が人殺しに興味を持つ理由/ 偏―歩み寄る難しさ/ 記―「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」の真相/ 凶―餓死することを止め、生きる選択をした/ 会―アクリル板越しの作り笑顔/ 家―浮かび上がる“いい子”/ 迷―食い違う家族の言い分/ 裁―真実が語られない虚無な裁判/ 答―刑務所でしか手に入らないもの/ 辿―犯行時のシミュレーションから感じること/ 刑―自傷行為を通して得られる愛
【著者紹介】
インベカヲリ★ : 1980年、東京都生まれ。写真家。短大卒業後、独学で写真を始める。編集プロダクション、映像制作会社勤務等を経て2006年よりフリーとして活動。13年に出版の写真集『やっぱ月帰るわ、私。』で第39回木村伊兵衛写真賞最終候補に。18年第43回伊奈信男賞を受賞、19年日本写真協会賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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