イングリット・フォン・エールハーフェン

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わたしはナチスに盗まれた子ども 隠蔽された レーベンスボルン 計画

イングリット・フォン・エールハーフェン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562057306
ISBN 10 : 4562057300
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

終戦後のドイツ。少女イングリットは両親から冷遇されてきた理由が、自分の素性にあると知る。彼女は里子―それもただの里子ではなく、ナチスが純血アーリア人の子どもを“生産”するべく作った組織“レーベンスボルン”からもらわれてきた子どもだったのだ。本当の名前はエリカ・マトコ。しかしそれ以外に、自分についてわかることは一つもなかった。やがて60歳を目前にしたイングリットは、ドイツ赤十字や歴史学者の協力を得て、自分のルーツをたどる旅に出る。謎多き“レーベンスボルン”の全貌と、筆舌につくしがたい出自の真相が明らかに。

目次 : 一九四二年八月/ 一九四五年―零年/ 脱出/ 家から家へ/ 本当の自分/ 壁/ 生命の泉/ バート・アーロルゼン/ 命令/ 希望/ 痕跡/ ニュルンベルク/ ロガーシュカ・スラティナ/ 血/ 純血/ 受容/ 捜索/ 心の平穏/ そして…

【著者紹介】
イングリット・フォン・エールハーフェン : ドイツのオスナブリュック在住。理学療法士。20年以上にわたり、自分自身の出生の秘密とレーベンスボルンの実態を調査。他のレーベンスボルンの生存者と連絡を取りながら、レーベンスボルンが子どもたちの人生に及ぼした影響について、講演活動をしている

ティム・テイト : 数々の賞を受賞したドキュメンタリー映画作家、作家

黒木章人 : 翻訳家。立命館大学産業社会学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • キムチ

    己のアイデンティティに不安疑問を持ったことなないものは実存的な問いかけに逡巡することは皆無だろう・・筆者はナチス支配下の忌まわしき所業~生命のいずみ”レーヴェンスホルン”の犠牲者の一人。 自分の過去を探るべく旅立った記録を綴っている。 鼓動が高まる読書・・1日で読み終える。解明が完結と行かぬまでも「自分の人生をあるがままに愛せる」と締めている。巻末の言葉もいい!”人間は歴史から多くを学ばばい、それが最大の教訓”

  • Nobuko Hashimoto

    受講生が選んだ題材を発表してもらう<持ち寄り企画>の回で紹介してもらった一冊。私も予習。これがとても面白かった! ナチの想定する「優秀な人種」を増やすための「レーベンスボルン計画」によって、ユーゴスラヴィアから拉致されてきた女性がルーツを探す実話。ドイツは公文書を保存し、公開している方だと思っていたが、やはり破棄されたり、隠蔽されたりしたものもあったよう。関連論文や番組情報など詳しくはブログに。https://chekosan.exblog.jp/30364725/

  • つちのこ

    ユダヤ人を始めとした劣等人種と呼ばれる人々を皆殺しにしたホロコーストがコインの表面なら、純血アーリア人種を増産するレーベンスボルンは裏面。対極をなすナチスの極悪非道の戦争犯罪である。本書は生後9ヶ月で旧ユーゴスラヴィアから拉致された著者が出自の謎を解き明かしていく衝撃のノンフィクションである。その50年にも及ぶ過程でレーベンスボルン計画の実態とおぞましさ、それに翻弄された多くの人々の悲しみと怒りが露わになっていく。親衛隊トップのヒムラーという一人の狂信者によって生み出された不幸は、あまりにも大きい。

  • Lumi

    『レーベンスボルン』。日本ではなかなか知られていないと思う。私が知ったのは皆川博子先生の『死の泉』。アーリア人を増やすための施設として作られたレーベンスボルン。他国の親から強引に子供を盗むなんてことが本当に行われていたなんて信じられない。レーベンスボルンに攫われてきた子やレーベンスボルンで生まれた子は、大人になった今も苦しんでいる。この計画がなければ人生は全く違かっただろう。もっとレーベンスボルンについては知りたいし、世に知られるべきだと思うけど全然関連書籍がない。

  • くれの

    倒錯した権力者の浅はかな思い付きで人生を壊された彼女らの絶望感を想うと口惜しくてなりません。「己を知る最高の方法は他者への手助けに没頭することである」それを体現した彼女はナチスの存在を無価値にしてくれました。

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