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ラングザマー 世界文学でたどる旅 境界の文学

イルマ・ラクーザ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907986216
ISBN 10 : 4907986211
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いま、わたしたちを取り巻くこの世界から脱出し、本のなかを流れる時間に身を委ねて、まだ見ぬもうひとつの日常、もうひとつの風景へ―。国際的な作家であり翻訳家、そして世界文学のしたたかな読み手である著者が、本を読むことによって「もっとゆっくり」とした時間の回復を試みる、極上の世界文学ガイド/読書論。

目次 : 1 読書(愛)/ 2 仕事(優雅)/ 3 自然(何もしないこと)/ 4 速さ(限界)/ 5 文字(眠り)/ 6 タイムアウト(老い)/ 7 ゆとりの時間(メルヒェン)/ 8 体験(スローライフ)/ 9 旅(憩い)

【著者紹介】
イルマ・ラクーザ : 1946年、スロヴェニアに生まれ、現在はチューリヒに暮らす。小説家、アンソロジスト、研究者として、またロシア語からマリーナ・ツヴェターエヴァ、フランス語からマルグリット・デュラスなどの翻訳家としても国際的に活躍している。ペトラルカ翻訳賞(1991)、ライプツィヒ・ヨーロッパ相互理解賞(1998)、シャミッソー賞など多数の文学賞を受賞

山口裕之 : 1962年、広島に生まれる。東京外国語大学教授。東京大学大学院総合文化研究科後期博士課程修了(学術博士)。専攻は、ドイツ文学、思想、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かもめ通信

    『ラングザマー』がドイツ語で「もっとゆっくり」を意味する言葉なのだと知って、私は思わず大きく息を吐く。こんな素晴らしい本を、どうしてもっと早く読まなかったのだろうと思いながらページをめくっていたことを少し恥ずかしく思う。ゆっくりでいいのだ。ひと言ひと言かみしめながら。今しばらく、この世界に留まろう。

  • Kiro

    2019年に読んだ本の中で、私的トップ5に入る本。装丁、フォント、中身、全てが好き。最後まで読み終えるのが勿体なくて、少しずつ読んでいた。読んでいると心が鎮まる感じの本だった。また読みたい素敵な本。また読む素敵な本。

  • ののまる

    もっかい読む。海の見えるところで独りで。

  • micamidica

    ラングザマー、とはドイツ語の形容詞langsamの比較級とのことです。著者はハンガリー人の母、スロヴェニア人の父を持ち、トリエステやスイスで育ち、いまはドイツ語で創作、フランス語やロシア語作品の翻訳者でもあるらしい。まさにヨーロッパの作家…。内容は、様々な文学作品や自身の作品の言葉を交えながらの考察。もっとゆったり過ごしたい、じっくり考えたい、忙しないのは嫌だ、という思いを日々抱えているひと、本を読み思考することが好きなひとにはとても頷ける内容なのではないでしょうか。わたしも首を縦に振りまくりでした。

  • rinakko

    ゆっくりゆっくり、言葉を染ませていく時間を特別に感じながら堪能していたけれど、とうとう読み終えてしまった。自伝も読みたい。

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