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The Consultant(原題)ハーパーbooks

イム・ソンスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784596521408
ISBN 10 : 4596521409
Format
Books
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

僕は殺し屋だ。といっても、毎日キーボードを叩くだけの殺し屋だ。僕は会社の依頼を受け、“顧客”に小さな不幸が重なり、事故や自殺で亡くなる筋書きを描く。会社はシナリオに沿って暗殺する。その自然な死は誰にも疑われず、僕は高給を受け取る。リストラのコンサルタントを名乗る僕にとって、唯一恐ろしいのは全てを操る会社の存在だ。会社が僕に何をしたか、これからお話ししよう―。第6回世界文学賞(韓国)受賞!

【著者紹介】
イム・ソンスン : 1976年全羅北道益山生まれ。成均館大学国文科卒。本書で第6回世界文学賞を受賞し、資本と人間の関係を描く“会社3部作”を上梓。2018年、短編「回廊を徘徊する羊の群れと捕食者たち」で文学トンネ若い作家賞を受賞。作品を発表するたびに新しいモチーフとテーマで話題を集めている

カン・バンファ : 岡山県倉敷市生まれ。翻訳家、翻訳講師。岡山商科大学法経学部法律学科、韓国梨花女子大学通訳翻訳大学院卒、高麗大学文芸創作学科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 猿吉君

    現代の若者を皮肉たっぷりに書いている裏に絶望が・・・と暗くなりそうですが作風的にはポップで展開も早くてどうなるかドキドキしながら読みました。@登場人物が少ないのに全く飽きさせない、主人公の独白がメインです。A題名通りに暗殺のコンサルタント、破格の給料です。Bコンゴへ行く辺りで善の方へ行くと思いきや・・・。C結末にはちょっとにびっくりしました、個人的には違う方が良かったです。点数:75/100→ミステリーというよりも一種の犯罪小説、癖があるので万人にはお奨めできませんが読後これもアリかなと妙に納得しました。

  • ナミのママ

    タイトルから想像していたミステリーと違い、哲学的で気難しい作品だった。登場人物は少ない。主人公は暗殺のシナリオを描く仕事をしている。そして会社に雇われていて破格な収入を得ている。主人公の葛藤が描かれているが、どこか未熟で不完全でどうも好きになれない。宗教的な解釈についてはぁ?という感じ。自分が主人公と年齢が近く会社員であれば受け止め方も違ったのだろう。最近何冊か読んだが、韓国作品とは相性があわない気がする…。【第6回世界文学賞(韓国)】

  • しゃお

    会社の指示で暗殺に関するプロットを書く事を生業とする主人公。その主人公が窮地に陥って・・・というようなのを想像していたら違いました。確かに主人公自身は自身と向き合うようになり、ある意味その生き方に関して窮地に陥っているのかも。そこに描かれるのは現実を生きる上での諦観、達観など、人の生き方。誰かの命は誰かのひとつの行動の結果により救われるも失われも。それを「仕方ない」と受け入れられなければ生きていけない事に気付き生き続けるのは、やはり哀しいものかも。

  • 羊山羊

    一気読み! 暗殺のシナリオを作る「僕」が、仕事で経験してきたことを過去形で語る1冊。ロジカルに並べ立てられるもっともらしさと臨場感にあふれる暗殺の流儀は「ゴーストマン」を思い出す。同時に未熟な青年である主人公が徐々に大人になっていく青春小説の要素も兼ね備えていてすべてが読みどころ満点の1冊。また、大きな特徴の一つが固有名詞の少なさ。これが更に本著の読みやすさを後押しするだけじゃなく、→

  • にゃにゃころ

    主人公は会社からの依頼を受けて「対象者に小さな不幸が重なり、事故や自殺で亡くなる」という筋書きを書く。「そのシナリオに沿って、会社が人を殺す」というストーリーがよく出来ていて面白い。ただ、そこに留まらず、主人公の突飛な行動や、生きていく哲学がもの悲しく、何とも言えない気持ちになる。先日読んだ「破果」も良かったけど、これも今まで味わったことのない読書体験。映画のシナリオも手掛けているという作者。こんな人が関わっているから韓国の映画やドラマの奥深くて、感情に訴えてくるのだなって思った。

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