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砕かれた四月 白水uブックス / 永遠の本棚

イスマイル・カダレ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560072615
ISBN 10 : 4560072612
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
平岡敦 ,  

Content Description

20世紀初頭のアルバニア。高地を司る掟に従い死を待つ若い男と、土地を訪れた新妻とが、言葉も交わさぬままに運命を交錯させてゆく

【著者紹介】
イスマイル・カダレ : 1936‐2024。アルバニア南部ジロカスタル生まれ。ティラナ大学卒業後、モスクワのゴーリキー文学大学に留学したが、アルバニア・ソ連関係の悪化を受けて帰国。ジャーナリストとして雑誌に関わるかたわら詩作品を発表、のちに小説家として高い評価を獲得する。90年には一時フランスに政治亡命。作品は40以上の言語に翻訳され、2005年に第一回国際ブッカー賞を受賞したのをはじめ、アストゥリアス王女賞(09)、エルサレム賞(15)、ノイシュタット国際文学賞(20)など数多くの文学賞に輝く。18年のKur sunduesit grinden(『支配者たちが争うとき』)が最後の作品となった。24年7月、ティラナにて88歳で死去

平岡敦 : 1955年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、中央大学大学院修了。現在、中央大学講師。ルメートル『天国でまた会おう』で日本翻訳家協会翻訳特別賞、ルルー『オペラ座の怪人』で第21回日仏翻訳文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふゆきち

    血の掟が壮絶で、『夢宮殿』よりもファンタジックに思えるくらいでした。一気読みです。

  • 佐藤

    ディアナは「掟の外」の感覚を代表し、掟を相対化する人間性を浮かび上がらせる。ギョルグにとって彼女のまなざしは恋心の喚起であると同時に、「外部」を想起させる突破口である。一方、ディアナの「塔」への立入りからの瞳の漂白化、虚無化と彼女の立ち位置がかぎりなく周縁化されることが、カヌーン社会の男性的暴力構造を捉えている。

  • 楢橋

    面白すぎて一瞬で読み終わってしまった…。 アルバニアの血の掟の前提を全然知らないのに一息に読まされて終わった。

  • sugsyu

    アルバニア北部山岳地方の、復讐の掟に翻弄される若者と、新婚旅行に都会からやってきた作家の新妻。重苦しい空気のもとで、2人の間で電光のように走る憧れ、緊張、渇望に、読者の側もまた魅了される。

  • isbm

    ★★★

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