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戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった

イシメール ベア / 忠平美幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309204864
ISBN 10 : 4309204864
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ぼくの現実は、いつも「殺すか殺されるかだった」…。12歳から15歳まで激しい内戦を闘った少年兵士が、ユニセフに救われて立ち直るまでの衝撃の体験を、世界で初めて綴った感動の物語。

【著者紹介】
イシメール・ベア : 1980年、世界でもっとも平均寿命が短いといわれるアフリカ西部のシエラレオネに生まれる。1993年、12歳の時に内戦に巻き込まれ、政府軍の少年兵士として前線での激しい戦闘に参加させられる。1996年、国連のユニセフに救助され、リハビリ・センターを経て、ニューヨークの国連に呼ばれ、「第1回国際子ども会議」で故国の惨状と子どもの人権を訴える演説をする。シエラレオネ帰国後にふたたび内戦が激しくなり、ひとり国を脱出する。1998年にアメリカに移住し、ニューヨークの国連インターナショナルスクールで2年間学んだのち、オバーリン大学に進学して政治学を専攻し、卒業した。現在は、アメリカの国際人権NGOである「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」子どもの権利部諮問委員会のメンバーとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かいゆう

    著者イシメール・ベアは、12歳の時シエラレオネの内戦に巻き込まれ少年兵となった。ある日突然、村が反乱兵に襲われ、逃げ惑う先々でも残虐な現場を何度も目の当たりにする。家族を殺害された事への復讐心、孤独感、飢え、逃げ場所も無い…12歳の少年が生きていくために他に道は無かった。驚いたのは、彼が政府軍の少年兵だった事だ。政府軍は、反乱軍から国民や国を守る存在ではないのか?政府軍のやっている事は反乱軍と同じだった。ドラッグ漬けでどんどん人間性を失っていく。戦争にあるのは悲惨さだけ。戦争は問題を何も解決しない。

  • Willie the Wildcat

    生きる・・・。そのために、唯一の自由である”思考”も停止。文化、価値観の喪失。著者の心境の変化が生々しい。少年であるが故の喜びと痛み、そして希望と挫折。人間の根底の「善心」。信じる、そして寄り添う。一方、友人アルハジの戦場復帰。単に”運命”という単語で片付けてしまうのは哀しすぎる・・・。子供は人類の宝!ラップを楽しみ、そして月の風情を味わう著者が印象に残る。世界一平均寿命が短い国、シエラレオネ。知識不足を痛感。

  • カザリ

    感想→http://hagananae.hatenablog.com/entry/2016/08/21/073810

  • さく

    少年は、12歳の時に内戦に巻き込まれ、友人と悲惨な戦場を逃げまどい、ようやく家族に会えると思った矢先に村を焼かれ家族を失う。民間人を襲うあまりの残虐さに言葉が出ない。生きるためには戦うしかなく、少年は政府軍の少年兵になる。銃を持つことを怯えていた少年が、薬漬けにされ、喜んで捕虜を殺すようになっていくのが悲しかった。リハビリセンターに送り込まれた少年たちが、そこでも殺し合いを始めたこともショックだった。それでも、彼らが社会復帰できると信じて諦めなかったセンターの職員のことは本当に尊敬する。読んで良かった。

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

    シエラレオナの少年兵の手記。戦火でで逃げ惑って、兵士となって最初は家族を殺された復讐のため、そのうち略奪や面倒だからという理由から腹が立ったからという理由であっさりと人を殺すようになる。突然NPOに身柄を引き渡され寄宿舎に入ってまた学校に通うまでの苦しいリハビリ。我慢強い周囲の大人も辛そうだが、人を憎むのが普通になってしまった少年たちはあらゆる破壊を繰り返す。子どもたちに憎しみを唆すのはなんと簡単な事か。そこからの立ち直りはなんと困難な事だろう。国や家族の為に死ねという人はあなたを大切に思っていない。

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