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蛾 姿はかわる

イザベル・トーマス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759822250
ISBN 10 : 4759822259
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本当にあった進化のおはなし。オオシモフリエダシャクは、どうやって産業革命期の環境変化を生きぬいたのでしょうか。世界の美しい科学絵本。

【著者紹介】
イザベル・トーマス : イギリス生まれ。科学および自然についての本を、子どもたちに向けて、たくさん書いてきた。『蛾―姿はかわる』は、ケイト・グリーナウェイ賞にノミネートされた

ダニエル・イグヌス : スウェーデン生まれ。画家、イラストレーター。シャネルのデザインも手がける。『蛾―姿はかわる』は、ケイト・グリーナウェイ賞にノミネートされた

青山南 : 福島県に生まれる。翻訳家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • モリー

    ほほ〜。これがダーウィンの説く【進化】の実例か。イギリスにおいて、人間の活動による環境汚染がもたらした蛾の【適応】をとおして【進化】とはどういうことかを理解させる科学絵本でした。以下は、私の理解したことのまとめ。【自然淘汰】とは、同じ種の中に混在する性質の違う者のうち、生き延びる確率の高い者が、同じ性質を持つ子孫をより多く残した結果ということ。【適応】とは、環境の変化によって、それまで少数派だった者が生き延びやすくなって数を増やしたり、全く違う姿の【新種】が生まれて【進化】すること。この理解、合ってる?

  • papapapapal

    『オオシモフリエダシャク』という名を持つ蛾のお話。主にヨーロッパに生息するこの蛾は、その名の通り、淡く美しい霜降りの模様の羽を持っていた。けれど工業が発展し空気が汚れるにつれて、その羽は徐々に黒化。いつの間にか黒い蛾ばかりになってしまうが…これでは終わらせないのが、このお話の興味深いところ。自然淘汰と適応を繰り返した彼らの、現在の姿とは…。 引き込まれてしまう見事な文章構成と、輝くように美しい絵。子どもたちにもわかりやすく、考えるところもたくさん! 良い絵本に出会えた。

  • chiaki

    化学同人から。この絵本の美しさにまずうっとりでした♡オオシモフリエダシャクという蛾の進化における自然淘汰と適応のおはなし。イギリスでは有名なのだとか。彼らの中でも長く生き延びて来たのは、外敵から襲われにくいシモフリ模様の羽を持つ者。しかし、産業革命時代の大気汚染が原因で、環境が大きく変わったことで、それまで外敵に狙われやすかった濃い色の羽を持つ蛾が生き延びるように。その後も環境の変化にうまく適応しながら、彼らは死に絶えることなく命が受け継がれてきたとのこと。果てしない生命の神秘を感じます!

  • たまきら

    環境問題とこの蛾の因果関係は、教科書でも取り上げられるぐらい有名ですが、この蛾のパターンを長年研究してきた人たちがいて、その結果がこのような美しい絵本につながることに感動しました。…昆虫、特にガが大好きな自分以外、家族は全く興味を持たず。…ミミズコンポストから湧く大量のキノコバエにも文句言わないでくれるんだから仕方ないかな?いやいやもっと洗脳せねば、ふっふっふ…。

  • たーちゃん

    息子は読み終えてからその本の内容を簡単に説明してくれました。よく内容分かってるなぁと感心してしまいました。

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