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イザベラ・バ-ドの日本紀行 上

イザベラ・l・バード

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061598713
ISBN 10 : 4061598716
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一八七八年、横浜に上陸した英国人女性イザベラ・バードは、日本での旅行の皮切りに、欧米人に未踏の内陸ルートによる東京‐函館間の旅を敢行する。苦難に満ちた旅の折々に、彼女は自らの見聞や日本の印象を故国の妹に書き送った。世界を廻った大旅行家の冷徹な眼を通じ、維新後間もない東北・北海道の文化・習俗・自然等を活写した日本北方紀行。

目次 : はじめて目にした日本の眺め/ 富士山の姿/ 混成の都市/ 日本のサンパン/ 人力車/ 滑稽な運ばれ方/ 紙幣/ 内陸旅行の障害/ ハリー・パークス卿/ 大使の乗り物〔ほか〕

【著者紹介】
イザベラ・バード : イザベラ・ビショップ。1831〜1904。イギリスの女流旅行作家。イギリス王立地理学会特別会員。1881年、結婚によりビショップと改姓。世界の広範な地域を旅行し、その旅行記はどれも高い評価を得ている

時岡敬子 : 福井県生まれ。上智大学外国語学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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以前に漫画「不思議の国のバード」を読め興...

投稿日:2021/03/11 (木)

以前に漫画「不思議の国のバード」を読め興味を持ったため本書を購入。漫画のイメージよりさらに強い冒険家としての印象を感じる。明治の日本の西洋化が進む日本の描写や当時の東北、蝦夷地の認識などとても興味深い。

ひとひらひ さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiro

    電子書籍の合本版を読む。上巻分を読むのにも時間がかかった。英国人の女性が明治11年東京から北海道まで通訳の伊藤を一人伴って旅した紀行文。この本を知ってすぐに読みたくなったが、中島京子さんの『イトウの恋』を読み予習してから読み出した。現在の日本人が明治11年にタイムスリップして、イザベラと同じコースを旅できるかといえば、きっと蚊や蚤に襲われるような不潔な旅に耐え切れないと思う。それを考えるとイザベラはすごい。当時のありのままの日本を知ることができる貴重な本だったが、内容についての感想は下巻を読んだ後に。

  • Gotoran

    既読の渡辺京二著『逝きし世の面影』で紹介されていた幕末・明治の外国人訪日日記の1つ(本書上下巻)。1878年(M11年)に来日した英国人女性旅行家I.バード。本書上巻では、東京から日光、会津若松、新潟、山形、秋田、青森、蝦夷・函館までの東北縦走の大冒険旅行記。江戸が色濃く残る田舎の原風景や庶民の素朴な生活が、険しい山道、粗末な食物、騒音と悪臭、無遠慮な視線、蚤と蚊の襲撃、大雨による増水等に悪戦苦闘しつつも、外国人の鋭い観察眼で、時に冷やかに時に温かく、生き生きと描き出されている。素晴らしいの一言!

  • アルピニア

    1年かけて読了。横浜から江戸、日光、新潟、山形、秋田、青森を経て、蒸気船で函館に着くまで。女史の観察力と詳細な記述に驚くばかり。事物や人々の暮らし、風景が目に浮かぶようだ。住居の不衛生さや風貌に対する痛烈な批判はあるが、概して日本人の性質(親切、正直)を賞賛している。ときおり記されるキリスト教信者としての見解には、生きる世界の違いを実感させられるものの、その視線には、未知の異なる文明に対する敬意が感じられる。当時の地域の暮らし、文化を知る貴重な記録として、とても興味深く読んだ。下巻はいよいよ蝦夷編。

  • うえぽん

    明治10年の日本を1400マイル陸路で旅した英女性旅行作家が妹に出した59通の手紙の記録等をまとめた書。他の情報源とも照合し、蝦夷など西洋人未到の地から京都、伊勢等の歴史を重ねた地まで人力車や馬で巡り、動植物や文化に係る豊富な知識を基に、時に赤裸々すぎる表現で、実体験した自然、衣食住、衛生、習俗、宗教・倫理観等を描写。伝道、食べ物・料理、蝦夷、東京、伊勢神宮については特別にコラム化して関心の高さを示す。最終章の日本の現況は短く明治初期の政治経済をまとめており、割と客観的な明治政府の政策の評価が観察できる。

  • Makoto Yamamoto

    約150年前に来日した英国夫人のイザベラ・バードが横浜から北日本へ冒険旅行。 都会では清潔だが、田舎は不潔で生活のレベル差を感じている。 この時期でも日本は安全だったことが伝わってくる。 彼女は後年朝鮮半島も旅行するが、ずいぶん違っていて、当時と現代を比べてみると興味深い。 上から目線は気になったが、まあ当時としては仕方ないと思う。 つぎは下巻へ。

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