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中国奥地紀行 2 平凡社ライブラリー

イザベラ・バード

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582768053
ISBN 10 : 4582768059
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一九世紀英国の卓越した女性旅行家、バード、その「揚子江流域とその奥地」の旅の記を、バード研究第一人者の的確な翻訳で提供する。第2巻は、保寧府から潅県、理番庁へ、そして四〇〇〇メートル級の山脈を越え梭磨、知られざる世界へ、成都、舟に乗って重慶、やがて旅の終わり。貴重な写真とともに、一九世紀末四川の世界をみごとに記録するバード最後の旅行記の、待望の平凡社ライブラリー版!

目次 : 保寧府と新店子/ 新店子から梓潼県へ/ 梓潼県から潅県へ/ 潅県と成都/ 潅県から興文坪へ/ 興文坪から理番庁へ/ 理番庁から雑谷脳へ/ 「遠き彼方」/ 蛮子と夷人すなわち山上人/ 梭磨から成都村へ/ 下流へ向かって/ 瀘州から重慶府へ/ 旅の終わり/ ケシとその利用/ 中国のプロテスタント系伝道界に関する覚書

【著者紹介】
イザベラ・バード : 1831‐1904。英国の旅行家。牧師の長女として生まれ、22歳の時、健康回復のための海外の旅をすすめられてカナダとアメリカを訪れる。40歳でオーストラリア、ニュージーランドに向かい、ハワイ諸島とロッキー山脈の旅を楽しむ。46歳の時に日本を訪れて以後は、マレー半島、小チベット、ペルシャ、トルコ、朝鮮、中国、日本、モロッコなどアジアを中心に旅を重ねる。その旅は、妹の死、結婚、夫の死の後の57歳からいよいよ本格化した。旅の後に書いた旅行記は、いずれも好評を得た

金坂清則 : 1947年、富山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。京都大学名誉教授。イザベラ・バードに関する研究と写真展等の活動により、王立スコットランド地理学協会名誉会員。日英協会賞受賞、他。専攻、人文地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    第1巻に引き続いて、揚子江をさかのぼり、四川省(現在)の辺境地帯を旅しています。本当にすごいと思います。老境に差し掛かろうかという年齢でしかも女性で身の危険はかなりあったように思われます。またそれと同時にこの記録をきちんととっていることも大したものだと思います。読んでいて結構興味を惹かれるところが多いと思われます。日本でも宮本常一さんの業績は大したものですが、このイザベラ・バードさんもすごいと感じました。

  • やいっち

    実に読み応えのある紀行文。観察力、的確な表現力。粘り強い探求心。イギリスの植民地だったりした清においては、特にイギリス人は憎まれ嫌われ恐れられていた。イギリス当局のお墨付きがあるとはいえ、中国の役人の目の届かないところでは、命の危険が常に。実際、投石され頭にけがをしたことも。医者の勧めで病弱の体には外地での療養がいいと長期の旅行(と呼べるのか。海外滞在だよ)に。これが病弱とは思えない(吾輩には)蛮行と言うしかない、困難極まる旅。

  • hitsuji023

    この女性の強さはどこからくるのだろうと読むたび思う。まだ外国人に対しての情報があまりない中国で集団による暴力を受け怪我を負い、役人たちからも嫌がらせを受けたりといつ旅を諦めてもおかしくないが、それでも旅を続ける。単なる好奇心だけではないだろう。旅行家といっているがこの人は真の冒険家だ。他には原住民の虐殺や追放の記述があって現代のウイグル問題と結びつけて考えてしまった。

  • 和泉花

    面白かった。特に、後半、チベットの領域のあたりと、アヘンについてと、中国の逞しさを考察する部分がよかった。

  • pitch

    下巻で著者は揚子江を離れ陸路を行く。この陸路のパートが抜群に面白かった。粘り強く旅を続ける著者の決意、突き放したような冷静な記録、そして豊富な写真。読み終わるのが惜しかったです。しかし読んでて思うのは、中国という国の広大さ。行けども行けども人が暮らしている世界が終わらない。

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