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ISBN 10 : 4802215355
Content Description
京浜東北線のルーツは、東海道本線の電車線を使った電車運転。東京駅の開業が、京浜東北線をもたらしました。
開業当初は運転時間が長く(電車では国営日本一)、来賓を乗せた電車が立ち往生するというトラブルもあったようです。
しかし、開業時から「京浜線」と呼ばれていたようで、これはつまり路線愛称のハシリともいえます。
また、1925年には東京〜秋葉原が結ばれると運転区間が北に延び、1932年には現在の形になりました。どうやら、この時点で京浜東北線と呼ばれるようになったとか。
以後の京浜東北線の歩みは、首都圏の鉄道の歩み、また世界有数の都市圏が発展する歴史そのものといっていいものがあります。
輸送力の増強、戦時設計が生んだ悲劇の桜木町事故、女性専用車の先駆け、郊外の発展に伴う根岸線直通、快速運転‥‥。
こうした京浜東北線のできごとが、首都圏の発展をどのように支えてきたのか、また変えてきたのか。
さらに、旧型車両から新型車両に移り変わる、いわば日本の電車発展の歩みを体現してきた路線でもあります。
そうした技術的な観点ももちろん抑えつつ、電車大国日本の礎としての京浜東北線の価値を改めて確認します。
そのほか、京浜東北線のすべての駅のクロニクルや、交差する他路線を含めた沿線風景の移り変わりなどもカバーし、一冊で京浜東北線のすべてがわかる内容です。
全国的には人口減少が加速していますが、まだまだ当面は人口が増えるとされる首都圏。その中にあって、紛れもなく南北の大動脈を構成している京浜東北線。通勤通学で利用している人だけでなく、首都圏で暮らしている人ならば避けては通れない路線です。
王道の歴史や車両からトリビアまで、京浜東北線のすべてを知ることは、きっとすべての京浜東北線ユーザーの暮らしを豊かにする一助になることでしょう。
【著者紹介】
鼠入昌史 : 1981年東京都生まれ。文春オンラインや東洋経済オンラインをはじめ、週刊誌・月刊誌・ニュースサイトなどに様々なジャンルの記事を書きつつ、鉄道関係の取材・執筆も行っている。阪神タイガースファンだが好きな私鉄は西武鉄道(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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