イエスタ・エスピン=アンデルセン

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平等と効率の福祉革命 新しい女性の役割 岩波現代文庫

イエスタ・エスピン=アンデルセン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006004514
ISBN 10 : 4006004516
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

キャリアとジェンダー平等を追求する女性と、性別分業に留まる女性との間で広がる格差。価値観・学歴の似た者同士が結婚する傾向が強まるなか、世帯間の格差が増幅し、不平等が世代を越えて継承され、社会の効率性が損なわれてしまう。この流れを転換するにはどうすればいいのか―。比較福祉国家論の第一人者が抜本的方策を提言。日本の女性の状況を各国と比較分析した解題、日本語版のための用語解説を付す。

目次 : 序論/ 第1部(女性の役割の革命と家族/ 新しい不平等)/ 第2部(家族政策を女性の革命に適応させる/ 子どもに投資しライフチャンスを平等にする/ 高齢化と衡平)

【著者紹介】
イエスタ・エスピン=アンデルセン : 1947年デンマーク生まれ。ウィスコンシン大学マディソン校、Ph.D.現在、イタリアのボッコーニ大学ディスティングィッシュト・プロフェッサー。専門:福祉国家論、比較社会政策論

大沢真理 : 1953年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、経済学博士。現在、東京大学名誉教授。専門:社会政策の比較ジェンダー分析

不破麻紀子 : 1967年生まれ。カリフォルニア大学アーバイン校、社会学部、Ph.D.(社会学)。現在、東京都立大学人文社会学部教授。専門:ジェンダーの社会学、家族社会学

田宮遊子 : 1975年生まれ。お茶の水女子大学博士後期課程単位取得退学。現在、神戸学院大学経済学部教授。専門:社会保障論

今井貴子 : 1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。学術博士。現在、成蹊大学法学部教授。専門:比較福祉政治、イギリス政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • nagoyan

    優。大澤の解題が有益。男性が外で稼ぎ女性が家事労働を担う家族像は最近できたもの。このような役割分担が経済的に合理的とされてきたが、女性の就労機会、教育の増大にともない合理的でなくなったきた。しかし、教育機会の得られなかった女性は、やはり教育機会の得られなかった男性と家庭を持ち、その家庭は古い形態の家庭に留まる。ジェンダー的な説明だけでなく、そのような形態を維持しようと働く制度にも目を向けていく。解題で、大澤は、しかし著者に潜むある種のバイアスを読み取る。その読みもスリリングである。やや冗長だが良書。

  • Francis

    原著は2009年出版。女性が高学歴化し、キャリアを追求する女性が増えた事で、そうでない女性との格差が拡大し、それにより子の世代にも格差が引き継がれてしまう可能性が生まれつつある。格差を次の世代に引き継がないようにして社会の効率性を高めるためにはどうしたら良いのか?それは女性がキャリアを中断しないようにするために育児休業などの制度を整備し、低所得層でも利用可能な良質な保育サービスを充実させることである、と説く。残念ながら日本での実現可能性はまだまだ遠いようだ。

  • バーニング

    先日読んだ宮本太郎(2013)がエスピン=アンデルセンの福祉レジーム論を頻繁に言及していたため、今回読んでみた。序盤にはホックシールドの『セカンド・シフト』への言及が多く見られるように、女性の労働力化が進展することによって何が起こるのか? といった問いが核心にあるように思う。ポスト工業化社会において女性の労働力化は女性個人の所得だけでなく家族所得や老後の所得(年金)にとっても重要であり、かつ少子高齢化による労働力不足を補う効果を持つが、同時に格差を生み出す構造にもなっているというのが重要な視点である。

  • takao

    ふむ

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